青い無人島の映画館

アカデミー賞を中心に映画を語っています。映画に興味のある方、アカデミー賞に興味のある方、ぜひ足を運んで頂けると幸いです。

第93回アカデミー賞 ノミネート予想第三弾(5/2)

第93回アカデミー賞ノミネート予想

アカデミー賞ノミネート予想第三弾です。

今回は主演男優賞、主演女優賞を予想します。それぞれ有力候補を10人づつ列挙する形式です。主演と助演は入れ替わる可能性が大いにあるので、その辺はご了承ください。

後半には今年のアカデミー賞でのルール変更について触れていきたいと思います。

主演男優賞ノミネート予想

主演男優賞ノミネートランキング

1.Michael Fassbender マイケル・ファスベンダー

作品:Next Goal Wins

マイケル・ファスベンダーは『スティーブ・ジョブズ』で主演、『それでも夜は明ける』で助演の2回ノミネート。受賞はなし。

今回はタイカ・ワイティティ監督の最新作で参戦。おそらくただのコメディに終わらないはずで、見せ場も多そう。ノミネート経験もあるのでそろそろ?

2.Gary Oldman ゲイリー・オールドマン

作品:Mank

ゲイリー・オールドマンは『裏切りのサーカス』『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』で主演の2回ノミネート。うち、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』で1回受賞

長くオスカーと縁のなかった名優も今やオスカー俳優。今年の目玉の一本である"Mank"で賞レース参戦なるか。 

3.Anthony Hopkins アンソニー・ホプキンス

作品:The Father

アンソニー・ホプキンスは『羊たちの沈黙』『日の名残り』『ニクソン』で主演、『アミスタッド』『2人のローマ教皇』で助演の5回ノミネート。うち、『羊たちの沈黙』で1回受賞

前回久々のノミネートを獲得した名優。今回の対象作は、サンダンス映画祭で良い評価を得た注目作。

4.Tom Hanks トム・ハンクス

作品:News of the World

トム・ハンクスは『ビッグ』『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ 一期一会』『プライベート・ライアン』『キャスト・アウェイ』で主演、『A Beautiful Day in the Neighborhood』で助演の6回ノミネート。うち、『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ 一期一会』で2回受賞

まだまだ良作に出続けている、素晴らしい俳優、その名もトム・ハンクス。前回久々にノミネートされたが、近年は演技上手いのが当たり前すぎてオスカーには無視され気味だった...。

 

5.Andrew Garfield アンドリュー・ガーフィールド

作品:The Eyes of Tammy Faye

アンドリュー・ガーフィールドは『ハクソー・リッジ』で主演の1回ノミネート。受賞はなし。

今回"The Eyes of Tammy Faye"では、ジェシカ・チャステインと共演。非常に面白みのある役柄になりそうな予感。

6.Ben Foster ベン・フォスター

作品:Harry Haft

ベン・フォスターはノミネート経験なし。

3時10分、決断のとき』『メッセンジャー』『最後の追跡』『足跡はかき消して』...。多くの良作に出ているベン・フォスターがついにオスカーでも認められる!?

7.Chadwick Boseman チャドウィック・ボーズマン

作品:Da 5 Bloods

チャドウィック・ボーズマンはノミネート経験なし。

ブラックパンサー』の大スターは、今回スパイク・リー監督の新作に登場。登場人物が多すぎて票割れ?主演一人なら大丈夫か。

8.Joaquin Phoenix ホアキン・フェニックス

作品:C'mon C'mon

ホアキン・フェニックスは『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』『ザ・マスター』『ジョーカー』で主演、『グラディエーター』で助演の4回ノミネート。うち、『ジョーカー』で1回受賞

ついにオスカー俳優となったホアキン・フェニックス。個性は独特だけど、確かな演技力に安心できる。今回はA24の作品に登場。

9.Daniel Kaluuya ダニエル・カルーヤ

作品:Jesus was My Homeboy

ダニエル・カルーヤは『ゲット・アウト』で主演の1回ノミネート。受賞はなし。

最近大活躍のダニエル・カルーヤ。フレッド・ハンプトンについて描いた作品で再びオスカーを狙います。

10.Adam Driver アダム・ドライバー

作品:Annette

アダム・ドライバーは『マリッジ・ストーリー』で主演、『ブラック・クランズマン』で助演の2回ノミネート。受賞はなし。

ついにノミネートを手にしてからなんと二回連続でノミネート。もちろん実力は抜群。三回連続ノミネートなるか、注目。

主演女優賞ノミネート予想

主演女優賞ノミネートランキング

エイミー・アダムス(Hillibilly Elegy)は迷ったんですけど、助演に回る可能性があるのでしばらく様子見の予定です。

1.Frances McDormand フランシス・マクドーマンド

作品:Nomadland

フランシス・マクドーマンドは『ファーゴ』『スリー・ビルボード』で主演、『ミシシッピー・バーニング』『あの頃ペニー・レインと』『スタンドアップ』で助演の5回ノミネート。うち、『ファーゴ』『スリー・ビルボード』で2回受賞

アカデミー賞常連である名優は、今回前評判の高い"Nomadland"で参戦。すでに2回受賞しているが、3回目もあげちゃう!?

2.Michelle Pfeiffer ミシェル・ファイファー

作品:French Exit

ミシェル・ファイファーは『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』『ラブ・フィールド』で主演、『危険な関係』で助演の3回ノミネート。受賞はなし。

「えっ、まだとってないの?」そう思っているファンは多いはず。絶好調のルーカス・ヘッジズと共演。

3.Ana de Armas アナ・デ・アルマス

作品:Blonde

アナ・デ・アルマスはノミネート経験なし。

『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』で絶賛された今注目の女優さんの一人。今回は、マリリン・モンローという美味しい役。

4.Viola Davis ヴィオラ・デイヴィス

作品:Ma Rainey's Black Bottom

ヴィオラ・デイヴィスは『ヘルプ 心がつなぐストーリー』で主演、『ダウト あるカトリック学校で』『フェンス』で助演の3回ノミネート。うち、『フェンス』で1回受賞

ヴィオラ・デイヴィスは今回、劇の映画化作品で主演を務めるそう。受賞して以来の賞レース復帰に期待がかかります。

5.Jennifer Hudson ジェニファー・ハドソン

作品:Respect

ジェニファー・ハドソンは『ドリームガールズ』で助演の1回ノミネート。うち、『ドリームガールズ』で1回受賞

実在の歌手、アレサ・フランクリンを得意な歌を交えて演じるそう。今度は主演を狙う!『キャッツ』は映画としてはあれかもだけど、歌は良かったです。

6.Kate Winslet ケイト・ウィンスレット

作品:Ammonite

ケイト・ウィンスレットは『タイタニック』『エターナル・サンシャイン』『リトル・チルドレン』『愛を読むひと』で主演、『いつか晴れた日に』『アイリス』『スティーブ・ジョブズ』で助演の7回ノミネート。うち、『愛を読むひと』で1回受賞

アカデミー会員のお気に入り、ケイト・ウィンスレット。もちろん実力も確か。今回はシアーシャ・ローナンと共演。

7.Jennifer Lawrence ジェニファー・ローレンス

作品:Red, White, and Water

ジェニファー・ローレンスは『ウィンターズ・ボーン』『世界にひとつのプレイブック』『ジョイ』で主演、『アメリカン・ハッスル』で助演の4回ノミネート。うち、『世界にひとつのプレイブック』で1回受賞

彼女もまた、アカデミー賞の常連。なんだけども、『ジョイ』以来賞レースでは静か。今回は、PTSD関連の映画で賞レース参戦に向けてGO!

8.Jessica Chastain ジェシカ・チャステイン

作品:The Eyes of Tammy Faye

ジェシカ・チャステインは『ゼロ・ダーク・サーティ』で主演、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』で助演の2回ノミネート。受賞はなし。

今回は、アンドリュー・ガーフィールドと共演しオスカーを狙う。そろそろとっても良い頃では??

9.Rashida Jones ラシダ・ジョーンズ

作品:On the Rocks

ラシダ・ジョーンズはノミネート経験なし。

ソフィア・コッポラ監督の"On the Rocks"に登場。ビル・マーレイと共演するこの作品で初ノミネートを狙う。

10.Marion Cotillard マリオン・コティヤール

作品:Annette

マリオン・コティヤールは『エディット・ピアフ 愛の讃歌』『サンドラの週末』で主演の2回ノミネート。うち、『エディット・ピアフ 愛の讃歌』で1回受賞

フランスを代表する女優さん。今回はアダム・ドライバーと組んでミュージカル作品に登場。賞レース参戦なるか。

第93回アカデミー賞のルール変更について

今回、いくつかのルール変更が行われるようです。

  • 録音賞、音響編集賞は統合され、"Best Achievement in Sound"に変更。
  • 作曲賞は、使用される音楽の内の6割以上がオリジナ作品である必要がある。また続編は、8割以上が新曲である必要がある。

他に、感染拡大を受けて今回のみに適用されるルールとして、

  • 劇場公開があったが仕方なく配信公開に切り替えられた作品は、作品賞へのエントリーが条件付きで認められる。

が加わるそうです。

まとめ

一体第93回のオスカーはどうなってしまうのでしょうか...。

映画業界の動向も含め、目が離せません。僕らも全力で支援しましょう!!!(いまはお家で映画を楽しみましょう。)