AFIが選ぶ2021年映画Top10!
皆さん、いよいよアカデミー賞に向けた映画賞レースが本格始動しましたね!
その中でも注目している人も多いと思われる、アメリカ映画協会(通称AFI)のTop10が発表されました。
基本的にアメリカ映画の中から選ばれるため、外国の作品は対象外になる代わりにスペシャル・アワードが与えられます。今年はイギリス映画の『ベルファスト』が受賞しました。
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AFI Movies of the Year
・CODA『コーダ あいのうた』
・Don't Look Up『ドント・ルック・アップ』
・King Richard『ドリームプラン』
・Licorice Pizza
・Nightmare Alley『ナイトメア・アリー』
・The Power of the Dog『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
・tick, tick... BOOM!『tick, tick... BOOM!:チック、チック...ブーン!』
・The Tragedy of Macbeth『マクベス』
・West Side Story『ウエスト・サイド・ストーリー』
Special Award
・Belfast『ベルファスト』
・Summer of Soul (…or, When the Revolution Could Not be Televised)『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
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他の賞でも勢いがあるDune『DUNE/デューン 砂の惑星』、King Richard『ドリームプラン』、Licorice Pizza、The Power of the Dog『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、West Side Story『ウエスト・サイド・ストーリー』は順調に候補入り。
想像以上の強さを発揮しているのは、CODA『コーダ あいのうた』とtick, tick... BOOM!『tick, tick... BOOM!:チック、チック...ブーン!』。特に前者はサマーリリースというマイナスポイントを吹き飛ばす勢いで、このままオスカーでも作品賞候補にあがってもおかしくないでしょう。
当初強いと思われていたBeing the Ricardos『愛すべき夫婦の秘密』とDon't Look Up『ドント・ルック・アップ』の評価が想像よりも賛否両論であることが判明。後者はおそらく政治色の強さが影響したようで、他の批評家の賞や今回のTop10に入っているのも考慮に入れると、オスカーにもノミネートされそうな気がしています。前者に関しては完全に失速。今後の展開が上手くいかないと、オスカーでも(主演女優賞以外)シャットアウトを喰らう可能性がありそうです。
このメンツでオスカーの作品賞で脱落する可能性が高いのは、Nightmare Alley『ナイトメア・アリー』、The Tragedy of Macbeth『マクベス』でしょうか。どっちにしろ今後の動きに注目です。