早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part2
皆さんこんにちは!
今回は前回に続き、第95回アカデミー賞で活躍しそうな期待の映画を紹介します。
2022年も様々な期待作が待機しており、ワクワクが今から止まりません...笑。
- 早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part2
- Empire of Light
- Everything Everywhere All at Once
- The Fabelmans
- Final Cut『キャメラを止めるな!』
- Going Electric
- The Good Nurse
- The Greatest Beer Run Ever
- Guillermo del Toro’s Pinocchio『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
- I Wanna Dance with Somebody
- The Killer
- Killers of the Flower Moon
- Knives Out 2
- Lightyear『バズ・ライトイヤー』
- The Lost King
- Maestro
- A Man Called Otto
- Men
- Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One
- Next Goal Wins
- Nope『NOPE/ノープ』
- The Northman
- Poor Things
- Prince of Cats
- Red, White and Water
- まとめ
Empire of Light
監督:サム・メンデス(代表作『アメリカン・ビューティー』『ロード・トゥ・パーディション』『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』『1917 命をかけた伝令』)
出演:マイケル・ウォード、オリヴィア・コールマン、コリン・ファース
この作品は、1980年代、イギリスと沿岸の映画館を舞台に繰り広げられるラブ・ストーリーです。メガホンは『アメリカン・ビューティー』で強烈な長編映画デビューをしたサム・メンデスです。
役者が非常に豪華で、『ブルー・ストーリー』のマイケル・ウォードという今期待の新人さんから、オリヴィア・コールマン、コリン・ファースなどオスカー常連の俳優さんまで、演技派が集結しています。
Everything Everywhere All at Once
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート(代表作『スイス・アーミー・マン』)
出演:ミシェール・ヨー、ジョナサン・キー、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス
今色々と話題のマルチバースが一つのテーマの作品で、主人公がマルチバースの存在に気づき、それぞれの世界の自分の能力を使って悪に立ち向かうというとんでもなく面白そうな内容の作品です。
主演はミシェール・ヨーで、彼女らしいキレキレのアクションを披露しながら、ドラマパートの演技も見事との評価を得ています。『インディー・ジョーンズ 魔宮の伝説』『グーニーズ』で子役として大活躍したジョナサン・キーも出演しており話題となっています。
The Fabelmans
監督:スティーヴン・スピルバーグ(代表作『ジョーズ 』『未知との遭遇』『E.T.』『カラー・パープル』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『ミュンヘン』『リンカーン』『ウエスト・サイド・ストーリー』)
大巨匠スティーヴン・スピルバーグの幼少期の思い出をもとにしていると言われる作品で、戦後のアリゾナで育った監督の記憶を映像化したものという情報があるようです。
母親役にミシェル・ウィリアムズ、父親役にポール・ダノ、おじさん役にセス・ローゲンと、いずれも幅広い役柄を得意とする役者さんが揃っており、非常に楽しみな一本です。
Final Cut『キャメラを止めるな!』
監督:ミシェル・アザナヴィシウス(代表作『アーティスト』)
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボア
原題は"Coupez !"。カンヌ国際映画祭で上映予定の本作は、あの日本で大ヒットした『カメラを止めるな!』のフランス版リメイク作品!
メガホンをとるのは、オスカー作品賞を受賞した『アーティスト』の監督、ミシェル・アザナヴィシウス。『アーティスト』でタッグを組んだベレニス・ベジョをはじめ、ロマン・デュリスなどフランスや世界で活躍する俳優さんを集めた一作となっています。
Going Electric
監督:ジェームズ・マンゴールド(代表作『コップランド』『17歳のカルテ』『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』『ナイト&デイ』『LOGAN/ローガン』『フォードvsフェラーリ』)
出演:ティモシー・シャラメ
イライジャ・ウォルドの原作をもとにした作品で、ボブ・ディランについての物語になるよう。監督のジェームズ・マンゴールドは『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』でも歌手をテーマにしていましたよね。
主演はティモシー・シャラメ。本作も多くの作品同様新型コロナウイルスの影響で撮影が中止・延期になっているため、公開は今年なのか来年なのかまだ不明です。
The Good Nurse
監督:トビアス・リンホルム(代表作『ある戦争』)
多くの患者を手にかけた連続殺人犯である看護師を描いた犯罪・スリラー映画です。監督は『偽りなき者』『アナザーラウンド』の共同脚本も担当し、『ある戦争』では監督も務めたトビアス・リンホルムです。
出演はエディ・レッドメインとジェシカ・チャステイン。どちらもオスカー俳優ということで、演技面でも非常に楽しみです。
The Greatest Beer Run Ever
監督:ピーター・ファレリー(代表作『グリーンブック』『メリーに首ったけ』)
この作品は主人公が、ベトナム戦争の兵士らにビールと笑いを届けようと奮闘する、戦争ドラマとなるようです。
監督は『グリーンブック』が作品賞を受賞したピーター・ファレリーで、主演はザック・エフロンが務めます。ラッセル・クロウの助演男優賞候補ももしかしたらあるかもしれません。
Guillermo del Toro’s Pinocchio『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
監督:ギレルモ・デル・トロ(代表作『パンズ・ラビリンス』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ナイトメア・アリー』)
声優:グレゴリー・マン、ユアン・マクレガー、デビッド・ブラッドリー、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ブランシェット、ロン・パールマン
ギレルモ・デル・トロの最新作はあの有名なピノキオの物語。ストップモーションアニメとなる予定で、監督曰く、誰もが知る物語とは一味違う様子。
声優も非常に豪華で、ユアン・マクレガー、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツなどが参戦。非常に楽しみな一本です。Netflixで配信予定です。
I Wanna Dance with Somebody
監督:ケイシー・レモンズ(代表作『ハリエット』)
出演:ナオミ・アッキー、アシュトン・サンダース、スタンリー・トゥッチ
この作品は、ホイットニー・ヒューストンの伝記映画で、メガホンをとるのは『ハリエット』のケイシー・レモンズです。
主演を務めるのは『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のナオミ・アッキー。彼女の主演女優賞候補を望む声が非常に高まっています。
The Killer
監督:デヴィッド・フィンチャー(代表作『セブン』 『ファイト・クラブ』 『ゾディアック』 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 『ソーシャル・ネットワーク』 『ドラゴン・タトゥーの女』 『ゴーン・ガール』『Mank マンク』)
アレクシス・ノランの小説を原作としたスリラー映画です。Netflixで配信予定で、冷酷なころし屋が主人公となる物語だそうです。
監督は鬼才デヴィッド・フィンチャー、主演はマイケル・ファスベンダーです。ジャンル色が強くオスカーでは不利と思われますが、一体どんな作品なのか非常に気になります。
Killers of the Flower Moon
監督:マーティン・スコセッシ(代表作『タクシードライバー』『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』『ギャング・オブ・ニューヨーク』『ディパーテッド』『ヒューゴの不思議な発明』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『アイリッシュマン』)
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーン、ロバート・デ・ニーロ
1920年代、先住民と関係した者が謎の死を遂げる殺人事件の捜査の中、人種問題などが浮き彫りになっていくという作品で、ジェシー・プレモンス、レオナルド・ディカプリオが出演予定です。
監督はあのマーティン・スコセッシ。説明不要の巨匠が放つ作品に期待が高まります。助演女優賞では、リリー・グラッドストーンの初候補も期待されています。受賞もあるとの声も...。
Knives Out 2
監督:ライアン・ジョンソン(代表作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』『LOOPER/ルーパー』)
出演:ダニエル・クレイグ
高評価を得たオリジナル推理映画『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』の続編で、前作に続きライアン・ジョンソンがメガホンをとります。
詳細は不明ですが、傑作の続編ということで、非常に楽しみです。
Lightyear『バズ・ライトイヤー』
監督:アンガス・マクレーン
声優:クリス・エヴァンス、キキ・パーマー
ついに!あのピクサーの原点でも言える『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーが主人公のSF映画。傑作を生み出し続けるピクサーということで期待が高まります。
声はクリス・エヴァンスが担当。有名すぎるバズを主人公に改めて物語を紡ぐとは、なんとも挑戦的な姿勢で、ピクサーらしいと言えるでしょう。本当に楽しみです!
The Lost King
監督:スティーヴン・フリアーズ(代表作『マイ・ビューティフル・ランドレット』『危険な関係』『グリフターズ 詐欺師たち』『ハイロー・カントリー』『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』)
リチャード三世が関係すると思われる物語で、コメディドラマになるようです。監督はこの人に任せておけば安心!とも言えるスティーヴン・フリアーズ。
主演は『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス。またスティーヴ・クーガンも出演予定です。
Maestro
監督:ブラッドリー・クーパー(代表作『アリー スター誕生』)
出演:ブラッドリー・クーパー、キャリー・マリガン、ジェレミー・ストロング
こちらは今年公開かは微妙なところですが、念のため。『アリー スター誕生』で監督としても高い評価を得たブラッドリー・クーパーの最新作です。
キャリー・マリガンやジェレミー・ストロングなど実力派が出演しており、プロデューサーとしてスコセッシやスピルバーグなども参加しているそうです。
A Man Called Otto
監督:マーク・フォースター(代表作『チョコレート』『ネバーランド』)
出演:トム・ハンクス
外国語映画賞にノミネートされたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のリメイクです。偏屈な男とその周りの人々が紡ぐ感動のコメディドラマであるオリジナルをどうリメイクするのか注目されています。
主演はトム・ハンクス、そして監督は『ネバーランド』などのマーク・フォースター。オリジナルと比べられるのはリメイクあるあるですが、一体どのような評価を得るのか注目されています。
Men
監督:アレックス・ガーランド(代表作『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』)
A24が送るホラー映画で、主人公がイギリスの田舎町での休暇で体験する恐怖を描いたものだそうです。
監督は『エクス・マキナ』で一気に注目されたアレックス・ガーランド。主演は今注目されているジェシー・バックリーです。ゾクゾク感が伝わる予告編をみてから、非常に待ちきれないなと思っている一本です。
Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One
監督:クリストファー・マッカリー(代表作『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』『ミッション:インポッシブル フォールアウト』)
出演:トム・クルーズ
ミッション:インポッシブルシリーズの第7作目です。常に自らアクションするトム・クルーズだからこその躍動感を毎回感じるシリーズで、トップガン新作と並び今年を代表するアクションドラマになるでしょう。
監督は前々作・前作も担当したクリストファー・マッカリーです。
Next Goal Wins
監督:タイカ・ワイティティ(代表作『ジョジョ・ラビット』『マイティ・ソー バトルロイヤル』)
出演:マイケル・ファスベンダー、エリザベス・モス、Kaimana
ドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』をもとにしたスポーツコメディ映画です。
マイケル・ファスベンダーとエリザベス・モスが出演し、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティがメガホンを取ります。おそらく独特なユーモアが飛び交う作品となるでしょう。楽しみです。
Nope『NOPE/ノープ』
監督:ジョーダン・ピール(代表作『ゲット・アウト』『アス』)
出演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン
ジョーダン・ピールの最新ホラー映画で、とある牧場を舞台に、空に浮かんだ未知の雲に、突如人々が吸い上げられいくという恐怖を描いた作品だそう。
社会派とエンタメを毎度見事に融合するジョーダン・ピールだからこそ非常に楽しみな一本です。ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァンが出演しています。
The Northman
監督:ロバート・エガース(代表作『ウィッチ』『ライトハウス』)
出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ニコール・キッドマン、クレス・バング、アニャ・テイラー=ジョイ、イーサン・ホーク、ビョーク、ウィレム・デフォー
舞台は10世紀のアイスランド。ヴァイキングの王子が、叔父に倒された父親の仇と王座奪還を目指す姿を描いた歴史映画です。主人公はあの『ハムレット』のモデルとなっているアムレートで、アレクサンダー・スカルスガルドが演じています。
監督はロバート・エガース、アレクサンダー・スカルスガルドの他、ニコール・キッドマン、アニャ・テイラー=ジョイなどが出演しています。
Poor Things
監督:ヨルゴス・ランティモス(代表作『女王陛下のお気に入り』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』『ロブスター』『籠の中の乙女』)
『女王陛下のお気に入り』でオスカーでも注目されたヨルゴス・ランティモスの最新作です。夫から虐待を受ける主人公が、父親の助けによって、脳みそを胎児の脳みそに取り替えるといった、なんともヨルゴス・ランティモスらしい不思議な内容となっています。
エマ・ストーンやウィレム・デフォー、マーク・ラファロという実力派が多数出演しており、とても待ちきれない一作となっています。
Prince of Cats
監督:スパイク・リー(代表作『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』『ブラック・クランズマン』)
出演:ラキース・スタンフィールド
こちらも今年公開か不明な一本。『ロミオとジュリエット』を元に改編した同名の原作を元にした作品で、『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』『ブラック・クランズマン』のスパイク・リーがメガホンを取ります。
出演は『ユダ&ブラック・メシア』で初候補にあがった、今大注目の俳優、ラキース・スタンフィールドです。
Red, White and Water
監督:ライラ・ノイゲバウアー
出演:ジェニファー・ローレンス、ブライアン・タイリー・ヘンリー
あのA24が世に送り出す作品で、PTSDに悩まされる主人公を描いた話だそうです。監督は舞台演出家でもあるライラ・ノイゲバウアーが務めます。
ジェニファー・ローレンス、ブライアン・タイリー・ヘンリーが出演する予定で、俳優陣も非常に豪華なため、演技を堪能する映画でもありそうですね。
まとめ
Part2、いかがだったでしょうか。
オスカーに絡みそうなものから、単純に楽しみなものまで、2022年もたくさんの映画に出会えそうで、今からワクワクが止まりませんよね。
Part3もあるので、お楽しみに!
それではまた次回!