第80回ゴールデングローブ賞 受賞予想!!!
ゴールデングローブ賞予想!
授賞式は現地時間の2023年1月10日に開催されます。
各部門の一言コメントも書きましたので、ぜひご参考に。
第80回ゴールデングローブ賞予想(映画部門)
作品賞〈ドラマ部門〉
『フェイブルマンズ』と迷いましたが、映画館をより沸かせた『トップガン マーヴェリック』を予想。賞レース後半、特に英国アカデミー賞のLonglistsなどの結果を見ても、『フェイブルマンズ』よりもどちらかというと『トップガン マーヴェリック』に風が吹いている気がする...。
主演女優賞〈ドラマ部門〉
- ケイト・ブランシェット『TÁR』(予想)
- オリヴィア・コールマン『エンパイア・オブ・ライト』
- ヴィオラ・デイヴィス『The Woman King』
- アナ・デ・アルマス『ブロンド』
- ミシェル・ウィリアムズ『フェイブルマンズ』
意外なところに行く気もしなくもないが、2022年最も評価の高い演技、かつスター性もあるケイト・ブランシェットが受賞すると予想。この中だと、オスカー受賞可能性も最も高いし。
主演男優賞〈ドラマ部門〉
- オースティン・バトラー『エルヴィス』(予想)
- ブレンダン・フレイザー『The Whale』
- ヒュー・ジャックマン『The Son』
- ビル・ナイ『生きる LIVING』
- ジェレミー・ポープ『The Inspection』
本当はブレンダン・フレイザーにとってほしいけど、『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』パターンが多いにあり得ると思っているので、ここはオースティン・バトラーを予想。彼の演技もパフォーマンスも素晴らしかったから。
作品賞〈コメディ/ミュージカル部門〉
- Babylon『バビロン』
- The Banshees of Inisherin『イニシェリン島の精霊』
- Everything Everywhere All at Once『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(予想)
- Glass Onion: A Knives Out Mystery『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
- Triangle of Sadness『逆転のトライアングル』
『イニシェリン島の精霊』が対抗馬。ただどうしても『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の勢いの方が強い気がするので、こちらを予想。もし仮に、作品賞に重要な監督賞と脚本賞で『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が取れなかった場合は、『イニシェリン島の精霊』になりそう。
主演女優賞〈コメディ/ミュージカル部門〉
- レスリー・マンヴィル『ミセス・ハリス、パリへ行く』
- マーゴット・ロビー『バビロン』
- アニャ・テイラー=ジョイ『ザ・メニュー』
- エマ・トンプソン『Good Luck to You, Leo Grande』
- ミシェール・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(予想)
これはミシェール・ヨーでしょう。作品パワーももちろんのこと、彼女のキャリアも素晴らしく、オスカー候補も確実なのはこの中だと彼女だけ。ミシェール・ヨーが受賞してくれたら本当に嬉しい...。
主演男優賞〈コメディ/ミュージカル部門〉
- ディエゴ・カルバ『バビロン』
- ダニエル・クレイグ『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
- アダム・ドライヴァー『ホワイト・ノイズ』
- コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』(予想)
- レイフ・ファインズ『ザ・メニュー』
批評家関連の賞で、ブレンダン・フレイザーやオースティン・バトラーよりも圧倒的に強かったコリン・ファレルが受賞すると予想。そもそもコメディ部門なので、ライバルであるブレンダン・フレイザーやオースティン・バトラーも不在ですし。
監督賞
- ジェームズ・キャメロン『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
- ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(予想)
- バズ・ラーマン『エルヴィス』
- マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』
- スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』
スティーヴン・スピルバーグかとギリギリまで思ってましたが、ドラマ部門は『トップガン マーヴェリック』を、コメディ部門は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を作品賞に予想しているので、ダニエルズを予想。スティーヴン・スピルバーグはゴールデングローブに好かれそうな気もするけど、若干勢いが落ちている気もするので。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開され勢いを増している可能性も考えると、ジェームズ・キャメロンの可能性も。というかスティーヴン・スピルバーグよりジェームズ・キャメロンの方が可能性が高いかも...。
助演女優賞
- アンジェラ・バセット『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』
- ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』
- ジェイミー・リー・カーティス『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(予想)
- ドリー・デ・レオン『逆転のトライアングル』
- キャリー・マリガン『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
この部門が一番難しい...。本当に誰がきてもおかしくない。今一番この部門で強いのはケリー・コンドンだが、ゴールデングローブは(投票メンバーが大幅に変わったとはいえ)、スターを好む傾向があるため、アンジェラ・バセットとジェイミー・リー・カーティスがきそうな気がする。その要素プラス作品のパワーを考えて、ジェイミー・リー・カーティスを予想。
助演男優賞
- ブレンダン・グリーソン『イニシェリン島の精霊』
- バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』
- ブラッド・ピット『バビロン』
- キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(予想)
- エディ・レッドメイン『グッド・ナース』
ここはキー・ホイ・クァンを応援。おそらく取るでしょう。演技賞の中でも、最も受賞に近い位置にいるのが、キー・ホイ・クァン。
脚本賞
- The Banshees of Inisherin『イニシェリン島の精霊』(予想)
- Everything Everywhere All at Once『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
- The Fabelmans『フェイブルマンズ』
- TÁR
- Women Talking『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
『イニシェリン島の精霊』が最も脚本が讃えられているので、それを信じて。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『フェイブルマンズ』の可能性もなくはないかと思う。
長編アニメーション映画賞
- Guillermo del Toro's Pinocchio『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(予想)
- Inu-Oh『犬王』
- Marcel the Shell with Shoes On
- Puss in Boots: The Last Wish『長ぐつをはいたネコと9つの命』
- Turning Red『私ときどきレッサーパンダ』
こちらも助演男優賞と同じで、予想が簡単。『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が取るでしょう。と言いつつサプライズが起きる可能性もあるので、実は自信はない。
外国語映画賞
- All Quiet on the Western Front『西部戦線異状なし』
- Argentina,1985『アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判』
- Close
- Decision to Leave『別れる決心』
- RRR『RRR』(予想)
オスカーでは国際長編映画賞でインド代表に選ばれなかった『RRR』だが、ここではとりそう。『別れる決心』『西部戦線異状なし』が対抗。特に『西部戦線異状なし』はここにきて勢いが出てきているからな...。
作曲賞
- Babylon『バビロン』(予想)
- The Banshees of Inisherin『イニシェリン島の精霊』
- The Fabelmans『フェイブルマンズ』
- Guillermo del Toro's Pinocchio『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
- Women Talking『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
『バビロン』は作品評価が割れているものの、スコアについては賛辞が飛び交っている。これはきっと『バビロン』が取り、オスカーも『バビロン』が取ると予想中。
歌曲賞
- "Carolina"『ざりがにの鳴くところ』
- "Ciao Papa"『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
- "Hold My Hand"『トップガン マーヴェリック』(予想)
- "Lift Me Up"『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』
- "Naatu Naatu"『RRR』
これはちょっと迷った。熱気を信じれば『RRR』だし、チャドウィック・ボーズマンへの敬意も感じられるリアーナの"Lift Me Up"も強い。だが、レディー・ガガはゴールデングローブでも愛されているため、私は"Hold My Hand"『トップガン マーヴェリック』を予想。個人的にはテイラー・スウィフトに取ってほしいけど。