青い無人島の映画館

アカデミー賞を中心に映画を語っています。映画に興味のある方、アカデミー賞に興味のある方、ぜひ足を運んで頂けると幸いです。

第96回アカデミー賞受賞結果速報!!!

第96回アカデミー賞受賞結果!!!

作品賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Barbie『バービー』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 

監督賞

 

主演女優賞

 

主演男優賞

 

助演女優賞

 

助演男優賞

 

脚本賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • May December
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』

 

脚色賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Barbie『バービー』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 

撮影賞

  • El Conde『伯爵』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

編集賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

美術賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

衣装デザイン賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

  • Golda
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • Society of the Snow『雪山の絆』

 

音響賞

 

視覚効果賞

 

作曲賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

歌曲賞

  • "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  • "Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

 

長編アニメーション賞

  • The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  • Elemental『マイ・エレメント』
  • Nimona『ニモーナ』
  • Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
  • Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

 

国際長編映画

  • Io capitano(イタリア)
  • Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
  • Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
  • The Teachers' Lounge『ありふれた教室』(ドイツ)
  • The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)

 

長編ドキュメンタリー賞

  • Bobi Wine: The People's President『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』
  • The Eternal Memory
  • Four Daughters
  • To Kill a Tiger『虎を仕留めるために』
  • 20 Days in Mariupol『実録 マリウポリ20日間』

 

短編映画賞

  • The After『彼方に』
  • Invincible
  • Knight of Fortune
  • Red, White and Blue
  • The Wonderful Story of Henry Sugar『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

 

短編アニメーション賞

  • Letter to a Pig
  • Ninety-Five Senses
  • Our Uniform
  • Pachyderme
  • War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko

 

短編ドキュメンタリー賞

  • The ABCs of Book Banning
  • The Barber of Little Rock
  • Island in Between
  • The Last Repair Shop『ラスト・リペア・ショップ』
  • Nai Nai & Wài Pó『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』

第96回アカデミー賞受賞 最終予想!!!

第96回アカデミー賞受賞予想

作品賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Barbie『バービー』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 今年の作品賞、圧倒的に強い作品が一つ。それがオッペンハイマーです。全米俳優組合賞(SAG)、全米製作者組合賞(PGA)、Critics' Choiceなど重要賞で総ナメ。まさに去年のエブエブ並みの強さ。なおかつエブエブが受賞できなかったゴールデングローブ賞英国アカデミー賞(BAFTA)も制覇しており、敵なし。ちょっと対抗しうる作品が見当たらないのが正直なところです。

 あえて対抗を探すならどれでしょうか。監督賞・主演女優賞などを落とし、逆に話題となっている『バービー』ゴールデングローブ賞のコメディ部門で作品賞受賞した『哀れなるものたち』?フランス映画ながら監督・編集でも顔を出した『落下の解剖学』マーティン・スコセッシの渾身の一作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』?上手くいけば主演男優賞や脚本賞も狙える位置にいるホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ?どれも『オッペンハイマー』を敗るほどの勢いは感じません。

 アメリカン・フィクション』『マエストロ:その音楽と愛と』『パスト・ライブス 再会』『関心領域』の逆転の可能性もほぼ0に近く、監督・編集・主演男優・助演男優などを取る可能性がある『オッペンハイマー』に死角はなし、と考えるのが妥当でしょう。

監督賞

 さぁ監督賞と同じく、こちらもオッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン一択でしょう。むしろこれ以上コメントすることがないくらいです。映画ファンからも、そうでない人からも愛されるクリストファー・ノーランが遂にオスカーを受賞するのが楽しみですね。

 彼の前では、巨匠マーティン・スコセッシも、鬼才ヨルゴス・ランティモスも、外国語映画を見事作品賞に送り出したジャスティーヌ・トリエジョナサン・グレイザーも歯が立たないでしょう。

主演女優賞

 今年の主演女優賞は、一騎打ち状態。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンと、『哀れなるものたち』のエマ・ストーンが熾烈な争いを繰り広げています。ゴールデングローブでは部門が分かれていたのでどちらも受賞、Critics Choiceと英国アカデミー賞(BAFTA)はエマ・ストーンが受賞し一歩リードかと思われましたが、全米俳優組合賞(SAG)でリリー・グラッドストーンが受賞し、完全な一騎打ちに。

 本当にどちらに転ぶかわからなすぎて予想が難しいのですか、接戦の時は、テレビで放送された最後の賞が最も影響力が強いというのが定石。今年はSAGが最後に開催。近年の多様性の観点からも、SAGを受賞したリリー・グラッドストーンがとるのではと予想します。どちらも素晴らしい演技でしたけどね!

主演男優賞

 こちらも元々は一騎打ちでした。もちろん一時期は『マエストロ:その音楽と愛と』のブラッドリー・クーパーが取る可能性も囁かれていましたが、おそらく彼は今回も受賞は難しそう。そう、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』のポール・ジアマッティオッペンハイマー』のキリアン・マーフィがしばらく激しい戦いを繰り広げていました。

 しかしながら超重要賞である全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)の両方を制したキリアン・マーフィが一気にリード。今年の本命作品で、しかも実在の人物を演じているというのは大きな強みです。ポール・ジアマッティの長年の功績への功労賞もあり得るかと思いますが、ここは今年の主役キリアン・マーフィを予想します。

助演女優賞

 助演女優賞『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフで決まりでしょう。全米俳優組合賞(SAG)、Critics' Choice、ゴールデングローブ賞英国アカデミー賞(BAFTA)やその他賞もほぼ全部総ナメ。彼女の受賞はほぼ確実です。

助演男優賞

 助演男優賞助演女優賞と同じく、一人が強い状態。オッペンハイマー』のロバート・ダウニー・Jrが受賞するでしょう。長年にわたり映画界で活躍、一時期の低迷期を乗り越えアイアンマンとして復活。候補経験もすでにあり、作品は今年の主役。死角がありません。

脚本賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • May December
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』

 他の賞では『バービー』が脚本賞にノミネートされていたのですが、『バービー』が脚色賞に移行した今、受賞は『落下の解剖学』になるでしょう。重要賞をかっさらっているのも大きな強みです。よく一部のシーンがXやInstagramでもフィーチャーされてましたし。

 一定の人気のある『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』『パスト・ライブス 再会』もあり得ますが、ちょっと難しいかな?

脚色賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Barbie『バービー』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 『バービー』がこちらに移行してきて若干難しいこの部門。しかし、英国アカデミー賞(BAFTA)を受賞しているアメリカン・フィクション』が受賞すると予想します。新しくも重要な角度から描いた物語ということで、とても素晴らしい作品でした。

 作品パワーに引っ張られてオッペンハイマーが受賞する可能性もあるのが、面白いところ。注目部門の一つです。

撮影賞

  • El Conde『伯爵』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 ホイテ・ヴァン・ホイテマの2度目のノミネートにして、初受賞に大手。オッペンハイマーに決まり。

編集賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 こちらもオッペンハイマーに決まり。各批評家賞や、英国アカデミー賞(BAFTA)、全米映画編集監督組合賞を制しています。

美術賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 これは本当に予想が難しい部門。『バービー』『哀れなるものたち』の完全一騎打ち状態。Critics Choiceを『バービー』、英国アカデミー賞(BAFTA)を『哀れなるものたち』が受賞。予想が難しいですが、ここは全米美術監督組合賞のファンタジー部門を受賞した『哀れなるものたち』を予想。どちらも素晴らしいんだけども。

衣装デザイン賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 美術賞と並んで、非常に予想が難しい部門。そう、『バービー』『哀れなるものたち』がまたもや一騎打ち。全米衣装デザイナー組合賞はピリオド部門と、ファンタジー部門でそれぞれ受賞しています。

 難しいですが、今年皆がバービーやケンの衣装を装って映画館に向かったのは、映画史に残る一大イベントだったのを思い出すと『バービー』かな、と予想します。『バービー』の作品パワーが下降中なのが気がかりですが...。

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

  • Golda
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • Society of the Snow『雪山の絆』

 この部門は、絶対的なフロントランナーはいませんが、実物の人物で、メイクが評価されている、カズ・ヒロさんが手がけた『マエストロ:その音楽と愛と』を予想。

音響賞

 音響賞もオッペンハイマーで決まり。英国アカデミー賞(BAFTA)を制した『関心領域』の線も捨て切れませんが。

視覚効果賞

 またもや超絶予想が難しい部門。『ザ・クリエイター 創世者』か、ゴジラ-1.0』か、『ナポレオン』か。特に『ザ・クリエイター 創世者』とゴジラ-1.0』が最も可能性が高そうです。

 実はあまり前哨戦で活躍していない『ゴジラ -1.0』。ノミネートされてないこともほとんどで、その場合は『ザ・クリエイター 創世者』などが受賞しています。しかし、アメリカでの興行成績や、評価、そして一番直前に盛り上がりを見せたのが『ゴジラ -1.0』だと考えると、『ゴジラ -1.0』に投票したくなるのが普通じゃないでしょうか。

作曲賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 こちらはルドウィグ・ゴランソンのオッペンハイマーが受賞するでしょう。

歌曲賞

  • "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  • "Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

 これは『バービー』同士の戦い。"I'm Just Ken"か、"What Was I Made For?"か。どちらもバービーの中で重要な立ち位置の作品。ユーモアたっぷりの"I'm Just Ken"がとってほしい気持ちもありますが、グラミー賞を受賞した"What Was I Made For?"を予想。ビリー・アイリッシュ、既に受賞済ですが、やっぱり有名ですし。

長編アニメーション賞

  • The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  • Elemental『マイ・エレメント』
  • Nimona『ニモーナ』
  • Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
  • Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

 こちらも熾烈な戦いを繰り広げる2作が。日本の君たちはどう生きるかか、アニメーション業界に革命をもたらすスパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』か。ほとんどの賞では、スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が総ナメだったのですが、重要なゴールデングローブ賞と、英国アカデミー賞(BAFTA)では、『君たちはどう生きるか』が受賞。

 ただし、やっぱり組合賞関連や、アニー賞スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が強いのを見ると、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が受賞するのでは、と思っています。

国際長編映画

  • Io capitano(イタリア)
  • Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
  • Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
  • The Teachers' Lounge『ありふれた教室』(ドイツ)
  • The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)

 作品賞にもノミネートされている『関心領域』がほぼロック。

長編ドキュメンタリー賞

  • Bobi Wine: The People's President『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』
  • The Eternal Memory
  • Four Daughters
  • To Kill a Tiger『虎を仕留めるために』
  • 20 Days in Mariupol『実録 マリウポリ20日間』

 『Four Daughters』の可能性も捨て切れませんが、『実録 マリウポリ20日間』が前哨戦でも強く、受賞するでしょう。

短編映画賞

  • The After『彼方に』
  • Invincible
  • Knight of Fortune
  • Red, White and Blue
  • The Wonderful Story of Henry Sugar『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

 

短編アニメーション賞

  • Letter to a Pig
  • Ninety-Five Senses
  • Our Uniform
  • Pachyderme
  • War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko

 

短編ドキュメンタリー賞

  • The ABCs of Book Banning
  • The Barber of Little Rock
  • Island in Between
  • The Last Repair Shop『ラスト・リペア・ショップ』
  • Nai Nai & Wài Pó『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』

第96回アカデミー賞 歌曲賞を聴いてみよう

歌曲賞を聴いてみよう♪

歌曲賞ノミネート一覧

  • "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  • "Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

"The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』

■一言

15回目のノミネートとなるダイアン・ウォーレンの曲。さすが、曲を出せば何があってもノミネートされるレジェンド。今回は『フレーミングホット! チートス物語』からの一曲。ラテン系の軽快なリズムに、熱いパッションが混ざりこんだ、そんな音楽がどこか心地よいです。

 

"I'm Just Ken"『バービー』

■一言

『バービー』から今年を代表するような一曲がノミネート。物語上も重要な、ケンによるミュージカルソング。思わず笑ってしまう曲で、ライアン・ゴスリングのコメディー&ミュージカルパフォーマンスも冴え渡っています。オスカーでもぜひパフォーマンスしてほしい...!

 

"It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』

■一言

カーネギー・ホールで演奏する交響曲づくりに奮闘するジョン・バティステを追ったドキュメンタリーから、ジョン・バティステの曲がノミネート。様々なジャンルに挑戦してきた彼のドキュメンタリーは必見。この楽曲も、変わりゆく世の中で、変わらないものに思いを馳せたくなる一曲で、素晴らしい楽曲です。

 

"Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

■一言

今年のオスカーで沢山ノミネートされた『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が、歌曲賞にもノミネート(脚色賞は漏れたのに...)。オセージ族の民族歌を思わせる楽曲で、この作品を象徴する一曲でもあると思います。

 

"What Was I Made For?"『バービー』

■一言

明るい楽曲が多い『バービー』のサウンドトラックの中でも、しっとりとした一曲。しかし、どの曲よりも最もこの作品を象徴する曲になっていると思います。自分の存在意義を問うような、少し自分と重なって鬱になりそうですが、ビリー・アイリッシュの歌声に身も心もとろける気分です。型にはめず、個を大切に。2度目の受賞なるか。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今年は去年の『RRR』のような、これにとってほしい!という個人的思い入れはあまりないのですが、"I'm Just Ken"でバービーチームが喜ぶ姿を見たいです。

第96回アカデミー賞 受賞予想第一弾

第96回アカデミー賞受賞予想第一弾

作品賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Barbie『バービー』
  • The Holdovers
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 

監督賞

 

主演女優賞

 

主演男優賞

 

助演女優賞

 

助演男優賞

 

脚本賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • May December
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』

 

脚色賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Barbie『バービー』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

 

撮影賞

  • El Conde『伯爵』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

編集賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

美術賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

衣装デザイン賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

  • Golda
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • Society of the Snow『雪山の絆』

 

音響賞

 

視覚効果賞

 

作曲賞

  • American Fiction『アメリカン・フィクション』
  • Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

歌曲賞

  • "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  • "Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

 

長編アニメーション賞

  • The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  • Elemental『マイ・エレメント』
  • Nimona『ニモーナ』
  • Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
  • Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

 

国際長編映画

  • Io capitano(イタリア)
  • Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
  • Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
  • The Teachers' Lounge『ありふれた教室』(ドイツ)
  • The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)

 

長編ドキュメンタリー賞

  • Bobi Wine: The People's President
  • The Eternal Memory
  • Four Daughters
  • To Kill a Tiger
  • 20 Days in Mariupol『実録 マリウポリ20日間』

 

短編映画賞

  • The After『彼方に』
  • Invincible
  • Knight of Fortune
  • Red, White and Blue
  • The Wonderful Story of Henry Sugar『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

 

短編アニメーション賞

  • Letter to a Pig
  • Ninety-Five Senses
  • Our Uniform
  • Pachyderme
  • War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko

 

短編ドキュメンタリー賞

  • The ABCs of Book Banning
  • The Barber of Little Rock
  • Island in Between
  • The Last Repair Shop
  • Nai Nai & Wài Pó

第96回アカデミー賞 ノミネーション発表

第96回アカデミー賞ノミネーション!!!

※予想合致率は丁度80%でした。

作品賞

  • American Fiction
  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Barbie『バービー』
  • The Holdovers
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

予想正答率10/10

監督賞

予想正答率4/5

主演女優賞

予想正答率4/5

主演男優賞

予想正答率5/5

助演女優賞

予想正答率4/5

助演男優賞

予想正答率5/5

脚本賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • May December
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』

予想正答率4/5

脚色賞

  • American Fiction
  • Barbie『バービー』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • The Zone of Interest『関心領域』

予想正答率4/5

撮影賞

  • El Conde『伯爵』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

予想正答率4/5

編集賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • The Holdovers
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

予想正答率4/5

美術賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

予想正答率4/5

衣装デザイン賞

  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Napoleon『ナポレオン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

予想正答率4/5

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

  • Golda
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』
  • Society of the Snow『雪山の絆』

予想正答率5/5

音響賞

予想正答率3/5

視覚効果賞

予想正答率4/5

作曲賞

  • American Fiction
  • Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimerオッペンハイマー
  • Poor Things『哀れなるものたち』

予想正答率3/5

歌曲賞

  • "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  • "Wahzhazhe (A Song For My People)"『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

予想正答率4/5

長編アニメーション賞

  • The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  • Elemental『マイ・エレメント』
  • Nimona『ニモーナ』
  • Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
  • Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

予想正答率4/5

国際長編映画

  • Io capitano(イタリア)
  • Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
  • Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
  • The Teachers' Lounge(ドイツ)
  • The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)

予想正答率3/5

長編ドキュメンタリー賞

  • Bobi Wine: The People's President
  • The Eternal Memory
  • Four Daughters
  • To Kill a Tiger
  • 20 Days in Mariupol『実録 マリウポリ20日間』

予想正答率2/5

短編映画賞

  • The After
  • Invincible
  • Knight of Fortune
  • Red, White and Blue
  • The Wonderful Story of Henry Sugar『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

 

短編アニメーション賞

  • Letter to a Pig
  • Ninety-Five Senses
  • Our Uniform
  • Pachyderme
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第96回アカデミー賞 ノミネート最終予想

第96回アカデミー賞ノミネート予想

さてさてついにこの日が来ます...!

現地時間1月23日、そう第96回アカデミー賞のノミネーション発表!

というわけで、、

第96回アカデミー賞ノミネート最終予想!

今回も(短編以外の)全部門を予想していきます。

ちなみに『バービー』が脚本賞から脚色賞へ変更してキャンペーンされることとなったようです。

作品賞

  1. Oppenheimer『オッペンハイマー
  2. Barbie『バービー』
  3. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  4. Poor Things『哀れなるものたち』
  5. The Holdovers
  6. Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  7. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  8. American Fiction
  9. Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  10. The Zone of Interest『関心領域』
  11. The Color Purple『カラーパープル
  12. Saltburn『Saltburn』
  13. All of Us Strangers『異人たち』
  14. May December
  15. AirAIR エア』
  16. The Iron Claw『アイアンクロー』
  17. Origin

 

 サマーシーズンに公開され勢いが止まらないオッペンハイマーが非常に強い今回の賞レース。『オッペンハイマー』のノミネーションは間違いないとして、その対抗となりうるのは何か。未だに傑作を生み出し続けるマーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、圧倒的な興行成績の評価を勝ち取った歴史的にも残るであろう傑作『バービー』、『女王陛下のお気に入り』に続き賞レースで大活躍の鬼才ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』あたりが受賞の可能性を秘めています。この4作はノミネートまでは間違いないでしょう。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は若干不安が残りますが。

 『アバウト・シュミット』『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のアレクサンダー・ペイン監督が、名優ポール・ジアマッティを主演に迎えて作った新作『The Holdovers』もノミネートまでは安泰でしょう。クリスマスの人情劇というのが、どの年代にも好かれそうです。

 では、韓国系アメリカ人を描いた『パスト・ライブス 再会』はどうでしょうか。2023年の頭にサンダンス映画祭で絶賛を勝ち取って以来、1年間を通して語られたA24の作品。規模感も小さくノミネート落ちがやや心配されてはいましたが、重要賞には全米俳優組合賞(SAG)を除けばある程度顔を出しており、評価を考えるとノミネーションまでは問題ないように思います。

 『パスト・ライブス 再会』が完全シャットアウトを受けてしまった最重要賞である全米俳優組合賞(SAG)で、逆に大貢献だったのが、American Fiction』です。トロント映画祭にて観客賞を受賞し、突如賞レースに登場。こちらも候補入りは安全圏内に入っているかと思います。俳優だけでなく監督としても才能を発揮しているブラッドリー・クーパーが『アリー スター誕生』の次に世に出しのが、Netflixの作品『マエストロ:その音楽と愛と』。今年のNetflixの目玉作品の一つと言ってよいでしょう。そこまで強さは感じないものの、主演男優賞と主演女優賞の候補入りはほぼ間違いないのはとても心強い要素。

 ここまでで8作品。作品賞の枠は10作品なので、残り2枠の戦い。この2枠が非常に流動的でとても予想が難しいです。個人的に可能性があると思うのは『落下の解剖学』『関心領域』『カラーパープル』『May December』『Saltburn』AIR エア』でしょうか。個人的な期待作であり、可能性が高そうなのは、ゴールデングローブ賞で2部門を受賞した『落下の解剖学』です。カンヌ国際映画祭パルム・ドールを取った作品は、昔と違って近年はオスカーでも愛される傾向があります。同じくカンヌ国際映画祭で公開され、人々に衝撃を与えた作品『関心領域』ナチスの家族の日常を描くことで、裏で起きているホロコーストの恐ろしさをあぶり出すという作品。今年の国際長編映画賞のフロントランナーであり、実験的な作品ではありますが、ノミネートに滑り込む可能性は大いに秘めているでしょう。この2作は、全米製作者組合賞(PGA)に候補入り、英国アカデミー賞(BAFTA)でも愛されていて、とても心強いです。

 スティーブン・スピルバーグの傑作を、ミュージカルにてリメイクしたカラーパープルは公開が遅かったこともあり、賞レースでは思った以上には活躍せず。最も影響力の強い全米俳優組合賞(SAG)ではアンサンブル賞に候補入りしており、その点は強みですが、ゴールデングローブの作品賞、全米製作者組合賞(PGA)では候補漏れを喫しており、かなり危ういかと思います。Netflixが配給権を獲得した『キャロル』のトッド・ヘインズの新作『May December』も高い評価を得ています。ナタリー・ポートマンジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトンの演技が素晴らしいという評価を得ており、批評家関連の賞では好調でしたが、ここにきて失速。全米俳優組合賞(SAG)でシャットアウト、英国アカデミー賞(BAFTA)でも全く活躍はできず、若干フェードアウトしているのが残念です。

 2023年の前半では候補入りをささやかれていた『Saltburn』AIR エア』についても、サプライズを起こすほど強いとは思えず(『Saltburn』については若干可能性を残している!?)。2023年の終わり際ギリギリに公開された『アイアンクロー』や、アニメーションスパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』も逆転候補入りするほどの力は今の所感じられません。ここにきて『Origin』が猛烈キャンペーンをしているという噂もありますが、果たして。

監督賞

  1. クリストファー・ノーランオッペンハイマー
  2. マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  3. ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
  4. アレクサンダー・ペイン『The Holdovers』
  5. ジョナサン・グレイザー関心領域
  6. グレタ・ガーウィグ『バービー』
  7. ジャスティーヌ・トリエ『落下の解剖学
  8. ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』
  9. セリーヌ・ソン『パスト・ライブス 再会
  10. コード・ジェファーソン『American Fiction

 

 監督賞は今年予想が難しい部門の一つ。ノミネーション間違いなしとみていいのはオッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。今まで様々な作品を生み出し、(個々の好き嫌いはあれど)業界からも映画ファンからも尊敬を集めてきた彼は、今シーズン数々の監督賞を総ナメ。ノミネーションは間違い無いでしょう。

 当初ノミネートまでは間違いないと思われていた『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のマーティン・スコセッシや、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモスは、英国アカデミー賞(BAFTA)でまさかの候補落ち。どちらもネームバリューを考えても、作品パワーを考えても、オスカー候補は問題ないように思えますが、オスカーでも無視される可能性はなきにしもあらず。

 今年も主役の一本でもある『バービー』のグレタ・ガーウィグはどうでしょうか。すでに『レディ・バード』でも監督賞候補経験がある彼女の候補入りは、私も含め非常に期待されていますが、英国アカデミー賞(BAFTA)では、監督賞、及び、作品賞で候補入りできず。ここにきて若干だけ勢いが止まっているような気がします。それでも今年興行成績でも、作品評価でも旋風を巻き起こした本作。候補入りする可能性は残していますが、果たして...。

 ゴールデングローブ賞で監督賞候補を逃し、ここで脱落かと思われた『The Holdovers』のアレクサンダー・ペインは、逆に英国アカデミー賞(BAFTA)にて監督賞・作品賞候補入り。主演男優賞に引っ張られて作品パワーも強くなっており、彼の方がノミネートを手にする可能性は高いかもしれません。

 例年、ハリウッド以外の作品からの監督がノミネートされやすいこの部門。今年は、関心領域』のジョナサン・グレイザーと、『落下の解剖学』のジャスティーヌ・トリエが、その座を狙える位置に。特に、ネームバリューのあるジョナサン・グレイザーはその可能性が高そうで、英国アカデミー賞(BAFTA)での勢いをエンジンに、滑り込んでもおかしくないと考えています。

主演女優賞

  1. エマ・ストーン哀れなるものたち
  2. リリー・グラッドストーンキラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
  3. キャリー・マリガン『マエストロ:その音楽と愛と』
  4. サンドラ・フラー『落下の解剖学』
  5. マーゴット・ロビー『バービー』
  6. グレタ・リー『パスト・ライブス 再会』
  7. ファンテイジア・バリーノ『カラーパープル
  8. アネット・ベニング『ナイアド その決意は海を越える』
  9. ナタリー・ポートマン『May December』
  10. ケイリー・スピーニーPriscilla

 

 今年は一騎打ちのこの部門。『哀れなるものたち』のエマ・ストーンと、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンが接戦を繰り広げています。今はエマ・ストーンが一歩リードでしょうか。彼女の候補入りは確実です。一方でリリー・グラッドストーンは批評家から愛されました。心配要素は英国アカデミー賞(BAFTA)でのまさかの候補落ち。オスカーでは問題ないと思いますが、侮れません。

 受賞の勢いは感じませんが、『マエストロ:その音楽と愛と』のキャリー・マリガンも、毎度のことながらさすがの演技を魅せていて、候補入りまでは安全圏内かと思われます。全米俳優組合賞(SAG)で涙をのんだ『落下の解剖学』のサンドラ・フラーも、かなりスレスレではあるものの、作品に勢いがついてきたことを考えると候補入りできそうなのではないかと、個人的には見ています。

 読めないのが、『バービー』のマーゴット・ロビー。作品を引っ張っているのは間違いなく彼女で、素晴らしい演技なのですが、賞レースの前半では、ほとんどの予想屋が彼女の候補入りを予想していませんでした。しかし、蓋をあけると、ゴールデングローブ賞、全米俳優組合賞(SAG)、Critics' Choice、英国アカデミー賞(BAFTA)の重要な4つの賞で全て候補入り。だからと言ってノミネートを確証するものではありませんが、候補落ちする可能性が低いというのも事実で、彼女を残りの一枠に予想してみました。

 その他で可能性が高いのは、『パスト・ライブス 再会』のグレタ・リーカラーパープル』のファンテイジア・バリーノです。どちらも上位5人入り込んでも全くおかしくありません。全米俳優組合賞(SAG)で候補入りしたという強みをもつ『ナイアド その決意は海を越える』のアネット・ベニングも可能性を秘めていますが、作品力の弱さを考えると難しいのではと思います(助演のジョディ・フォスターの方が可能性あり)。『Origin』のアーンジャニュー・エリスのサプライズもあるとかないとか。

主演男優賞

  1. ポール・ジアマッティ『The Holdovers』
  2. キリアン・マーフィオッペンハイマー
  3. ブラッドリー・クーパーエストロ:その音楽と愛と
  4. ジェフリー・ライト『American Fiction』
  5. コールマン・ドミンゴ『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
  6. バリー・コーガン『Saltburn
  7. レオナルド・ディカプリオ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  8. ユ・テオパスト・ライブス 再会
  9. アンドリュー・スコット『異人たち』
  10. ザック・エフロン『アイアンクロー』

 

 受賞の可能性がある『The Holdovers』のポール・ジアマッティと、オッペンハイマー』のキリアン・マーフィは、ノミネートまでは間違いなし。ポール・ジアマッティは、『サイドウェイ』などで、候補入りを確実視されながらもまさかの候補落ちをしてきた過去がありますが、今回はさすがに大丈夫でしょう。ぜひ2度目のノミネートで受賞も手にしてください。

 その2人を追いかける『マエストロ:その音楽と愛と』のブラッドリー・クーパーもノミネーションは手にしそうです。自ら監督・主演を務めており、実在の人物を演じているのもストロング・ポイント。

 残りの2枠を争うのは、『American Fiction』のジェフリー・ライト、『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』のコールマン・ドミンゴ、『Saltburn』のバリー・コーガン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のレオナルド・ディカプリオと予想。作品パワーを考えると、作品賞候補が噂されている『American Fiction』のジェフリー・ライト『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のレオナルド・ディカプリオでしょうか。しかし『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の注目の的は、主に主演女優賞のリリー・グラッドストーンと、助演男優賞ロバート・デ・ニーロに行っており、レオナルド・ディカプリオはそこまでキャンペーンしていないという噂も。全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)での候補落ちもかなり痛手です。逆に作品パワーは弱くとも、実在の人物を見事に演じた『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』のコールマン・ドミンゴの方が可能性は高いかもしれません。重要賞では確実に顔を出しており、オスカーで滑り込む可能性は大いにあると考えます。

 少し不気味なのは『Saltburn』のバリー・コーガン。昨年初候補を手にした若手のホープ。作品は賛否両論でしたが、話題性はあり、候補入りする可能性も捨て切れません。一部の映画ファンから熱狂的な支持のあるパスト・ライブス 再会』のユ・テオ『異人たち』のアンドリュー・スコットも可能性がありますが、上位陣を敗るのは難しいかと思います。特にアンドリュー・スコットは、『異人たち』を大量ノミネートした英国アカデミー賞(BAFTA)でさえも候補漏れ。映画祭で鑑賞したのですが、この演技でノミネートされないのは、正直納得がいきません。

助演女優賞

  1. ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers』
  2. ダニエル・ブルックスカラーパープル
  3. エミリー・ブラントオッペンハイマー
  4. ペネロペ・クルスFerrari
  5. アメリカ・フェレーラ『バービー』
  6. ジョディ・フォスターナイアド その決意は海を越える
  7. サンドラ・フラー『関心領域
  8. ロザムンド・パイク『Saltburn』
  9. ジュリアン・ムーア『May December』
  10. レイチェル・マクアダムス神さま聞いてる?これが私の生きる道?!

 

 今年一番予想が難しい部門の一つ。それが助演女優賞。その中でも候補入りが間違いないのは、『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフです。今のところ、ほぼ全ての賞で受賞を果たしている彼女は、今シーズン最もオスカーに近い位置にいるでしょう。パワフルなミュージカルパフォーマンスを披露したカラーパープル』のダニエル・ブルックスや、オスカーに無視され続けた大スターオッペンハイマー』のエミリー・ブラントも、ノミネーションまでは間違いないと見てよいでしょう。

 本当に難しいのが残りの2枠。ロザムンド・パイクペネロペ・クルスジョディ・フォスタージュリアン・ムーアアメリカ・フェレーラ、レイチェル・マクアダムスらが熾烈な争いを繰り広げています。

 批評家関連の賞でかなり強かったのが、神さま聞いてる?これが私の生きる道?!』のレイチェル・マクアダムスです。コメディもドラマもこなせるスター、レイチェル・マクアダムスのキャリアベストの一つとも言われており、大変評価が高い演技。しかしながら、組合賞などの重要賞では顔を出すことができず、一気に勢いが下がっています。オスカー候補入りは難しいかと思いますが、ブライアン・タイリー・ヘンリーのようなパターンもあるので、希望は捨てずに...。

 重要賞で最も検討したのは『Saltburn』のロザムンド・パイクナイアド その決意は海を越える』のジョディ・フォスター『May December』のジュリアン・ムーアでしょうか。皆、スター性も、演技力も、キャリアも申し分ない名優たち。特にジョディ・フォスターは、最重要賞である全米俳優組合賞(SAG)で候補入りしていて、俳優人気が高いことが伺えます。ただし作品パワーが弱いことは否めず。ジュリアン・ムーアも批評家関連では強かったものの、対象作の『May December』は、組合関連賞や、Critics' Choice、英国アカデミー賞(BAFTA)では奮っておらず、作品の勢い低下とともに候補漏れする可能性が出て来ているように思います。

 全米俳優組合賞(SAG)でのFerrari』のペネロペ・クルスの急浮上は皆びっくりしたかと思います。普通であれば、これは一過性のサプライズだと考えるのですが、2年前にSAGすらノミネートされてなかった『パラレル・マザーズ』でサプライズ候補入りした経験のあるペネロペ・クルスだけに、今回もオスカーの最終5人に入り込む可能性が大いにあるとみてよいでしょう。

 『バービー』のもう一人の主役と言ってもよい『バービー』のアメリカ・フェレーラも候補入りの可能性があります。作品のコアとなるシーンを背負っているのは彼女であり、各映画賞で笑いも取っているパーソナリティーを考えると、候補入りの可能性はあると考えてよいでしょう。

 その他、『異人たち』のクレア・フォイ、主演とのWノミネートを狙う『関心領域』のサンドラ・フラーの可能性も捨て切れませんが、ここは作品パワーのアメリカ・フェレーラと、俳優人気が高そうなペネロペ・クルスを予想してみました。『バービー』を監督賞で予想していない手前、アメリカ・フェレーラを予想するのも矛盾していて、とても自信がないですが...。実は、サンドラ・フラーのWノミネートを願いたい気持ちが一番強いですが。

助演男優賞

  1. ロバート・ダウニー・Jrオッペンハイマー
  2. ライアン・ゴズリング『バービー
  3. ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  4. マーク・ラファロ『哀れなるものたち』
  5. スターリング・K・ブラウン『American Fiction』
  6. ドミニク・セッサ『The Holdovers』
  7. チャールズ・メルトン『May December』
  8. ウィレム・デフォー『哀れなるものたち』
  9. グレン・ハワートン『ブラックベリー
  10. ジョン・マガロ『パスト・ライブス 再会』

 

 こちらも、受賞は一騎打ち。オッペンハイマー』のロバート・ダウニー・Jrと、『バービー』のライアン・ゴズリングです。この2人は候補入りは間違いなし。

 もともと3番手についていたのは『哀れなるものたち』のマーク・ラファロでした。エマ・ストーンに負けない体当たり演技と、センスあるコメディ演技が好評でした。MCUのハルクを演じて来た彼はスター性も抜群、過去に候補経験もあります。しかしながら、彼は全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)という超重要賞で候補落ち。これはおそらく同じ作品である『哀れなるものたち』のウィレム・デフォーと票割れを起こしているからと考えられます。どちらも候補入りするのか、片方が落ちるのか、それとも2人とも候補漏れを喫するのか、注目です。

 マーク・ラファロに並んで3番手あたりにいたと思われたのは『May December』のチャールズ・メルトンです。特に賞レース前半はとてつもない勢いを見せており、ノーマークだった一部の予想屋を驚かせました。しかし、これはジュリアン・ムーアナタリー・ポートマンと同じなのですが、対象作の『May December』が高評価にもかかわらず、勢いが衰えており、それが足を引っ張っている状況に。実際、全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)では候補入りができていません。

 逆に、もともと候補入りを危ぶまれていたものの、着実に重要賞でノミネーションを勝ち取っているのが、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のロバート・デ・ニーロ。彼が現在の3番手とみるべきでしょう。リリー・グラッドストーンレオナルド・ディカプリオが候補落ちしてしまった英国アカデミー賞(BAFTA)でも、彼だけはノミネート。オスカーでも候補入りまでは間違い無いのではないのでしょうか。

 というわけでこちらも助演女優賞同様に、残りの2枠が大混戦なのですが、ここは安全にマーク・ラファロと、全米俳優組合賞(SAG)で候補入りをした『American Fiction』のスターリング・K・ブラウンを予想。『American Fiction』は俳優人気が高そうなのも、この予想をした背景です。

脚本賞

  1. Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  2. The Holdovers
  3. Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  4. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  5. Saltburn『Saltburn』
  6. May December
  7. AirAIR エア』
  8. The Iron Claw『アイアンクロー』
  9. Napoleon『ナポレオン』
  10. The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか

 

脚色賞

  1. Barbie『バービー』
  2. American Fiction
  3. Poor Things『哀れなるものたち』
  4. Oppenheimerオッペンハイマー
  5. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  6. The Zone of Interest『関心領域』
  7. All of Us Strangers『異人たち』
  8. The Color Purpleカラーパープル
  9. Origin
  10. Are You There God? It's Me, Margaret『神さま聞いてる?これが私の生きる道?!』

 

撮影賞

  1. Oppenheimerオッペンハイマー
  2. Poor Things『哀れなるものたち』
  3. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  4. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  5. The Zone of Interest『関心領域』
  6. El Conde『伯爵』
  7. Saltburn『Saltburn』
  8. The Color Purpleカラーパープル
  9. Barbie『バービー』
  10. Society of the Snow『雪山の絆』

 

編集賞

  1. Oppenheimerオッペンハイマー
  2. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  3. Poor Things『哀れなるものたち』
  4. Barbie『バービー』
  5. The Holdovers
  6. The Zone of Interest『関心領域』
  7. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  8. Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  9. AirAIR エア』
  10. American Fiction

 

美術賞

  1. Barbie『バービー』
  2. Poor Things『哀れなるものたち』
  3. Oppenheimerオッペンハイマー
  4. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  5. The Zone of Interest『関心領域』
  6. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  7. Napoleon『ナポレオン』
  8. The Color Purpleカラーパープル
  9. Wonka『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
  10. Asteroid City『アステロイド・シティ』

 

衣装デザイン賞

  1. Barbie『バービー』
  2. Poor Things『哀れなるものたち』
  3. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  4. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  5. Napoleon『ナポレオン』
  6. Oppenheimerオッペンハイマー
  7. The Color Purpleカラーパープル
  8. Priscilla
  9. Wonka『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
  10. Saltburn『Saltburn』

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

  1. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  2. Poor Things『哀れなるものたち』
  3. Oppenheimerオッペンハイマー
  4. Golda
  5. Society of the Snow『雪山の絆』
  6. Napoleon『ナポレオン』
  7. The Last Voyage of the Demeter『ドラキュラ デメテル号最期の航海』
  8. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  9. Beau is Afraid『ボーはおそれている』
  10. Ferrari

 

音響賞

  1. Oppenheimerオッペンハイマー
  2. The Zone of Interest『関心領域』
  3. Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  4. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  5. Ferrari
  6. Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』
  7. The Killer『ザ・キラー』
  8. Napoleon『ナポレオン』
  9. Barbie『バービー』
  10. The Creator『ザ・クリエイター 創世者』

 

視覚効果賞

  1. The Creator『ザ・クリエイター 創世者』
  2. Guardians of the Galaxy Vol. 3『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
  3. Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』
  4. Godzilla Minus One『ゴジラ-1.0』
  5. Society of the Snow『雪山の絆』
  6. Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  7. Poor Things『哀れなるものたち』
  8. Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
  9. Rebel Moon: Part One - A Child of Fire『REBEL MOON: パート1 炎の子』
  10. Napoleon『ナポレオン』

 

作曲賞

  1. Oppenheimerオッペンハイマー
  2. Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  3. Poor Things『哀れなるものたち』
  4. Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
  5. The Zone of Interest『関心領域』
  6. Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
  7. The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  8. Elemental『マイ・エレメント』
  9. Barbie『バービー』
  10. Saltburn『Saltburn』

 

歌曲賞

  1. "I'm Just Ken"『バービー』
  2. "What Was I Made For?"『バービー』
  3. "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
  4. "Road to Freedom"『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
  5. "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
  6. "Keep It Movin"カラーパープル
  7. "Dance The Night"『バービー』
  8. "Quiet Eyes"『パスト・ライブス 再会』
  9. "Am I Dreaming"『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
  10. ”High Life”『フローラとマックス』

 

長編アニメーション賞

  1. Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
  2. The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか
  3. Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』
  4. Nimona『ニモーナ』
  5. Elemental『マイ・エレメント』
  6. Wish『ウィッシュ』
  7. Chicken Run: Dawn of the Nugget『チキンラン ナゲット大作戦』
  8. Suzume『すずめの戸締り』
  9. Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
  10. The Peasants

 

国際長編映画

  1. The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)
  2. Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
  3. Fallen Leaves『枯れ葉』(フィンランド
  4. The Taste of Things『ポトフ 美食家と料理人』(フランス)
  5. Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
  6. Tótem(メキシコ)
  7. The Monk and the Gun(ブータン
  8. 20 Days in Mariupolウクライナ
  9. Four Daughters(チュニジア
  10. The Teachers' Lounge(ドイツ)

 

長編ドキュメンタリー賞

  1. 20 Days in Mariupol
  2. Beyond Utopia『ビヨンド・ユートピア 脱北』
  3. American Symphony『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー
  4. Going to Mars: The Nikki Giovanni Project
  5. Bobi Wine: The People's President
  6. Still: A Michael J. Fox Movie『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』
  7. Four Daughters
  8. The Eternal Memory
  9. Stamped From the Beginning『はじめから烙印を押されて』
  10. Apolonia, Apolonia

第81回ゴールデングローブ賞 映画部門 受賞結果!!!!!

第81回ゴールデングローブ賞 映画部門 受賞結果発表!

第81回ゴールデングローブ賞(映画部門)

作品賞〈ドラマ部門〉

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • The Zone of Interest

 

主演女優賞〈ドラマ部門〉

 

主演男優賞〈ドラマ部門〉

 

作品賞〈コメディ/ミュージカル部門〉

  • AirAIR エア』
  • American Fiction
  • Barbie『バービー』
  • The Holdovers
  • May December
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

主演女優賞〈コメディ/ミュージカル部門〉

 

主演男優賞〈コメディ/ミュージカル部門〉

 

監督賞

 

助演女優賞

 

助演男優賞

脚本賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Barbie『バービー』
  • Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
  • Oppenheimer『オッペンハイマー
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Poor Things『哀れなるものたち』

 

長編アニメーション映画賞

 

外国語映画賞

  • Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
  • Fallen Leaves『枯れ葉』
  • Io capitano
  • Past Lives『パスト・ライブス 再会』
  • Society of the Snow『雪山の絆』
  • The Zone of Interest

 

作曲賞

 

歌曲賞

  • "Addicted to Romance"『She Came to Me』
  • "Dance The Night"『バービー』
  • "I'm Just Ken"『バービー』
  • "Peaches"『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
  • "Road to Freedom"『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
  • "What Was I Made For?"『バービー』

 

興行成績賞