さてさてついにこの日が来ます...!
現地時間1月23日、そう第96回アカデミー賞のノミネーション発表!
というわけで、、
第96回アカデミー賞ノミネート最終予想!
今回も(短編以外の)全部門を予想していきます。
ちなみに『バービー』が脚本賞から脚色賞へ変更してキャンペーンされることとなったようです。
作品賞
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Barbie『バービー』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- The Holdovers
- Past Lives『パスト・ライブス 再会』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- American Fiction
- Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
- The Zone of Interest『関心領域』
- The Color Purple『カラーパープル』
- Saltburn『Saltburn』
- All of Us Strangers『異人たち』
- May December
- Air『AIR エア』
- The Iron Claw『アイアンクロー』
- Origin
サマーシーズンに公開され勢いが止まらない『オッペンハイマー』が非常に強い今回の賞レース。『オッペンハイマー』のノミネーションは間違いないとして、その対抗となりうるのは何か。未だに傑作を生み出し続けるマーティン・スコセッシの『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、圧倒的な興行成績の評価を勝ち取った歴史的にも残るであろう傑作『バービー』、『女王陛下のお気に入り』に続き賞レースで大活躍の鬼才ヨルゴス・ランティモスの『哀れなるものたち』あたりが受賞の可能性を秘めています。この4作はノミネートまでは間違いないでしょう。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は若干不安が残りますが。
『アバウト・シュミット』『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のアレクサンダー・ペイン監督が、名優ポール・ジアマッティを主演に迎えて作った新作『The Holdovers』もノミネートまでは安泰でしょう。クリスマスの人情劇というのが、どの年代にも好かれそうです。
では、韓国系アメリカ人を描いた『パスト・ライブス 再会』はどうでしょうか。2023年の頭にサンダンス映画祭で絶賛を勝ち取って以来、1年間を通して語られたA24の作品。規模感も小さくノミネート落ちがやや心配されてはいましたが、重要賞には全米俳優組合賞(SAG)を除けばある程度顔を出しており、評価を考えるとノミネーションまでは問題ないように思います。
『パスト・ライブス 再会』が完全シャットアウトを受けてしまった最重要賞である全米俳優組合賞(SAG)で、逆に大貢献だったのが、『American Fiction』です。トロント映画祭にて観客賞を受賞し、突如賞レースに登場。こちらも候補入りは安全圏内に入っているかと思います。俳優だけでなく監督としても才能を発揮しているブラッドリー・クーパーが『アリー スター誕生』の次に世に出しのが、Netflixの作品『マエストロ:その音楽と愛と』。今年のNetflixの目玉作品の一つと言ってよいでしょう。そこまで強さは感じないものの、主演男優賞と主演女優賞の候補入りはほぼ間違いないのはとても心強い要素。
ここまでで8作品。作品賞の枠は10作品なので、残り2枠の戦い。この2枠が非常に流動的でとても予想が難しいです。個人的に可能性があると思うのは『落下の解剖学』『関心領域』『カラーパープル』『May December』『Saltburn』『AIR エア』でしょうか。個人的な期待作であり、可能性が高そうなのは、ゴールデングローブ賞で2部門を受賞した『落下の解剖学』です。カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを取った作品は、昔と違って近年はオスカーでも愛される傾向があります。同じくカンヌ国際映画祭で公開され、人々に衝撃を与えた作品『関心領域』。ナチスの家族の日常を描くことで、裏で起きているホロコーストの恐ろしさをあぶり出すという作品。今年の国際長編映画賞のフロントランナーであり、実験的な作品ではありますが、ノミネートに滑り込む可能性は大いに秘めているでしょう。この2作は、全米製作者組合賞(PGA)に候補入り、英国アカデミー賞(BAFTA)でも愛されていて、とても心強いです。
スティーブン・スピルバーグの傑作を、ミュージカルにてリメイクした『カラーパープル』は公開が遅かったこともあり、賞レースでは思った以上には活躍せず。最も影響力の強い全米俳優組合賞(SAG)ではアンサンブル賞に候補入りしており、その点は強みですが、ゴールデングローブの作品賞、全米製作者組合賞(PGA)では候補漏れを喫しており、かなり危ういかと思います。Netflixが配給権を獲得した『キャロル』のトッド・ヘインズの新作『May December』も高い評価を得ています。ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトンの演技が素晴らしいという評価を得ており、批評家関連の賞では好調でしたが、ここにきて失速。全米俳優組合賞(SAG)でシャットアウト、英国アカデミー賞(BAFTA)でも全く活躍はできず、若干フェードアウトしているのが残念です。
2023年の前半では候補入りをささやかれていた『Saltburn』『AIR エア』についても、サプライズを起こすほど強いとは思えず(『Saltburn』については若干可能性を残している!?)。2023年の終わり際ギリギリに公開された『アイアンクロー』や、アニメーション『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』も逆転候補入りするほどの力は今の所感じられません。ここにきて『Origin』が猛烈キャンペーンをしているという噂もありますが、果たして。
監督賞
監督賞は今年予想が難しい部門の一つ。ノミネーション間違いなしとみていいのは『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。今まで様々な作品を生み出し、(個々の好き嫌いはあれど)業界からも映画ファンからも尊敬を集めてきた彼は、今シーズン数々の監督賞を総ナメ。ノミネーションは間違い無いでしょう。
当初ノミネートまでは間違いないと思われていた『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のマーティン・スコセッシや、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモスは、英国アカデミー賞(BAFTA)でまさかの候補落ち。どちらもネームバリューを考えても、作品パワーを考えても、オスカー候補は問題ないように思えますが、オスカーでも無視される可能性はなきにしもあらず。
今年も主役の一本でもある『バービー』のグレタ・ガーウィグはどうでしょうか。すでに『レディ・バード』でも監督賞候補経験がある彼女の候補入りは、私も含め非常に期待されていますが、英国アカデミー賞(BAFTA)では、監督賞、及び、作品賞で候補入りできず。ここにきて若干だけ勢いが止まっているような気がします。それでも今年興行成績でも、作品評価でも旋風を巻き起こした本作。候補入りする可能性は残していますが、果たして...。
ゴールデングローブ賞で監督賞候補を逃し、ここで脱落かと思われた『The Holdovers』のアレクサンダー・ペインは、逆に英国アカデミー賞(BAFTA)にて監督賞・作品賞候補入り。主演男優賞に引っ張られて作品パワーも強くなっており、彼の方がノミネートを手にする可能性は高いかもしれません。
例年、ハリウッド以外の作品からの監督がノミネートされやすいこの部門。今年は、『関心領域』のジョナサン・グレイザーと、『落下の解剖学』のジャスティーヌ・トリエが、その座を狙える位置に。特に、ネームバリューのあるジョナサン・グレイザーはその可能性が高そうで、英国アカデミー賞(BAFTA)での勢いをエンジンに、滑り込んでもおかしくないと考えています。
主演女優賞
今年は一騎打ちのこの部門。『哀れなるものたち』のエマ・ストーンと、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンが接戦を繰り広げています。今はエマ・ストーンが一歩リードでしょうか。彼女の候補入りは確実です。一方でリリー・グラッドストーンは批評家から愛されました。心配要素は英国アカデミー賞(BAFTA)でのまさかの候補落ち。オスカーでは問題ないと思いますが、侮れません。
受賞の勢いは感じませんが、『マエストロ:その音楽と愛と』のキャリー・マリガンも、毎度のことながらさすがの演技を魅せていて、候補入りまでは安全圏内かと思われます。全米俳優組合賞(SAG)で涙をのんだ『落下の解剖学』のサンドラ・フラーも、かなりスレスレではあるものの、作品に勢いがついてきたことを考えると候補入りできそうなのではないかと、個人的には見ています。
読めないのが、『バービー』のマーゴット・ロビー。作品を引っ張っているのは間違いなく彼女で、素晴らしい演技なのですが、賞レースの前半では、ほとんどの予想屋が彼女の候補入りを予想していませんでした。しかし、蓋をあけると、ゴールデングローブ賞、全米俳優組合賞(SAG)、Critics' Choice、英国アカデミー賞(BAFTA)の重要な4つの賞で全て候補入り。だからと言ってノミネートを確証するものではありませんが、候補落ちする可能性が低いというのも事実で、彼女を残りの一枠に予想してみました。
その他で可能性が高いのは、『パスト・ライブス 再会』のグレタ・リー、『カラーパープル』のファンテイジア・バリーノです。どちらも上位5人入り込んでも全くおかしくありません。全米俳優組合賞(SAG)で候補入りしたという強みをもつ『ナイアド その決意は海を越える』のアネット・ベニングも可能性を秘めていますが、作品力の弱さを考えると難しいのではと思います(助演のジョディ・フォスターの方が可能性あり)。『Origin』のアーンジャニュー・エリスのサプライズもあるとかないとか。
主演男優賞
受賞の可能性がある『The Holdovers』のポール・ジアマッティと、『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィは、ノミネートまでは間違いなし。ポール・ジアマッティは、『サイドウェイ』などで、候補入りを確実視されながらもまさかの候補落ちをしてきた過去がありますが、今回はさすがに大丈夫でしょう。ぜひ2度目のノミネートで受賞も手にしてください。
その2人を追いかける『マエストロ:その音楽と愛と』のブラッドリー・クーパーもノミネーションは手にしそうです。自ら監督・主演を務めており、実在の人物を演じているのもストロング・ポイント。
残りの2枠を争うのは、『American Fiction』のジェフリー・ライト、『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』のコールマン・ドミンゴ、『Saltburn』のバリー・コーガン、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のレオナルド・ディカプリオと予想。作品パワーを考えると、作品賞候補が噂されている『American Fiction』のジェフリー・ライトと『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のレオナルド・ディカプリオでしょうか。しかし『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の注目の的は、主に主演女優賞のリリー・グラッドストーンと、助演男優賞のロバート・デ・ニーロに行っており、レオナルド・ディカプリオはそこまでキャンペーンしていないという噂も。全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)での候補落ちもかなり痛手です。逆に作品パワーは弱くとも、実在の人物を見事に演じた『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』のコールマン・ドミンゴの方が可能性は高いかもしれません。重要賞では確実に顔を出しており、オスカーで滑り込む可能性は大いにあると考えます。
少し不気味なのは『Saltburn』のバリー・コーガン。昨年初候補を手にした若手のホープ。作品は賛否両論でしたが、話題性はあり、候補入りする可能性も捨て切れません。一部の映画ファンから熱狂的な支持のある『パスト・ライブス 再会』のユ・テオ、『異人たち』のアンドリュー・スコットも可能性がありますが、上位陣を敗るのは難しいかと思います。特にアンドリュー・スコットは、『異人たち』を大量ノミネートした英国アカデミー賞(BAFTA)でさえも候補漏れ。映画祭で鑑賞したのですが、この演技でノミネートされないのは、正直納得がいきません。
今年一番予想が難しい部門の一つ。それが助演女優賞。その中でも候補入りが間違いないのは、『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフです。今のところ、ほぼ全ての賞で受賞を果たしている彼女は、今シーズン最もオスカーに近い位置にいるでしょう。パワフルなミュージカルパフォーマンスを披露した『カラーパープル』のダニエル・ブルックスや、オスカーに無視され続けた大スター『オッペンハイマー』のエミリー・ブラントも、ノミネーションまでは間違いないと見てよいでしょう。
本当に難しいのが残りの2枠。ロザムンド・パイク、ペネロペ・クルス、ジョディ・フォスター、ジュリアン・ムーア、アメリカ・フェレーラ、レイチェル・マクアダムスらが熾烈な争いを繰り広げています。
批評家関連の賞でかなり強かったのが、『神さま聞いてる?これが私の生きる道?!』のレイチェル・マクアダムスです。コメディもドラマもこなせるスター、レイチェル・マクアダムスのキャリアベストの一つとも言われており、大変評価が高い演技。しかしながら、組合賞などの重要賞では顔を出すことができず、一気に勢いが下がっています。オスカー候補入りは難しいかと思いますが、ブライアン・タイリー・ヘンリーのようなパターンもあるので、希望は捨てずに...。
重要賞で最も検討したのは『Saltburn』のロザムンド・パイク、『ナイアド その決意は海を越える』のジョディ・フォスター、『May December』のジュリアン・ムーアでしょうか。皆、スター性も、演技力も、キャリアも申し分ない名優たち。特にジョディ・フォスターは、最重要賞である全米俳優組合賞(SAG)で候補入りしていて、俳優人気が高いことが伺えます。ただし作品パワーが弱いことは否めず。ジュリアン・ムーアも批評家関連では強かったものの、対象作の『May December』は、組合関連賞や、Critics' Choice、英国アカデミー賞(BAFTA)では奮っておらず、作品の勢い低下とともに候補漏れする可能性が出て来ているように思います。
全米俳優組合賞(SAG)での『Ferrari』のペネロペ・クルスの急浮上は皆びっくりしたかと思います。普通であれば、これは一過性のサプライズだと考えるのですが、2年前にSAGすらノミネートされてなかった『パラレル・マザーズ』でサプライズ候補入りした経験のあるペネロペ・クルスだけに、今回もオスカーの最終5人に入り込む可能性が大いにあるとみてよいでしょう。
『バービー』のもう一人の主役と言ってもよい『バービー』のアメリカ・フェレーラも候補入りの可能性があります。作品のコアとなるシーンを背負っているのは彼女であり、各映画賞で笑いも取っているパーソナリティーを考えると、候補入りの可能性はあると考えてよいでしょう。
その他、『異人たち』のクレア・フォイ、主演とのWノミネートを狙う『関心領域』のサンドラ・フラーの可能性も捨て切れませんが、ここは作品パワーのアメリカ・フェレーラと、俳優人気が高そうなペネロペ・クルスを予想してみました。『バービー』を監督賞で予想していない手前、アメリカ・フェレーラを予想するのも矛盾していて、とても自信がないですが...。実は、サンドラ・フラーのWノミネートを願いたい気持ちが一番強いですが。
こちらも、受賞は一騎打ち。『オッペンハイマー』のロバート・ダウニー・Jrと、『バービー』のライアン・ゴズリングです。この2人は候補入りは間違いなし。
もともと3番手についていたのは『哀れなるものたち』のマーク・ラファロでした。エマ・ストーンに負けない体当たり演技と、センスあるコメディ演技が好評でした。MCUのハルクを演じて来た彼はスター性も抜群、過去に候補経験もあります。しかしながら、彼は全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)という超重要賞で候補落ち。これはおそらく同じ作品である『哀れなるものたち』のウィレム・デフォーと票割れを起こしているからと考えられます。どちらも候補入りするのか、片方が落ちるのか、それとも2人とも候補漏れを喫するのか、注目です。
マーク・ラファロに並んで3番手あたりにいたと思われたのは『May December』のチャールズ・メルトンです。特に賞レース前半はとてつもない勢いを見せており、ノーマークだった一部の予想屋を驚かせました。しかし、これはジュリアン・ムーアやナタリー・ポートマンと同じなのですが、対象作の『May December』が高評価にもかかわらず、勢いが衰えており、それが足を引っ張っている状況に。実際、全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)では候補入りができていません。
逆に、もともと候補入りを危ぶまれていたものの、着実に重要賞でノミネーションを勝ち取っているのが、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のロバート・デ・ニーロ。彼が現在の3番手とみるべきでしょう。リリー・グラッドストーンやレオナルド・ディカプリオが候補落ちしてしまった英国アカデミー賞(BAFTA)でも、彼だけはノミネート。オスカーでも候補入りまでは間違い無いのではないのでしょうか。
というわけでこちらも助演女優賞同様に、残りの2枠が大混戦なのですが、ここは安全にマーク・ラファロと、全米俳優組合賞(SAG)で候補入りをした『American Fiction』のスターリング・K・ブラウンを予想。『American Fiction』は俳優人気が高そうなのも、この予想をした背景です。
- Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
- The Holdovers
- Past Lives『パスト・ライブス 再会』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Saltburn『Saltburn』
- May December
- Air『AIR エア』
- The Iron Claw『アイアンクロー』
- Napoleon『ナポレオン』
- The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか』
脚色賞
- Barbie『バービー』
- American Fiction
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- The Zone of Interest『関心領域』
- All of Us Strangers『異人たち』
- The Color Purple『カラーパープル』
- Origin
- Are You There God? It's Me, Margaret『神さま聞いてる?これが私の生きる道?!』
撮影賞
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- The Zone of Interest『関心領域』
- El Conde『伯爵』
- Saltburn『Saltburn』
- The Color Purple『カラーパープル』
- Barbie『バービー』
- Society of the Snow『雪山の絆』
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Barbie『バービー』
- The Holdovers
- The Zone of Interest『関心領域』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Anatomy of a Fall『落下の解剖学』
- Air『AIR エア』
- American Fiction
- Barbie『バービー』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- The Zone of Interest『関心領域』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Napoleon『ナポレオン』
- The Color Purple『カラーパープル』
- Wonka『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
- Asteroid City『アステロイド・シティ』
衣装デザイン賞
- Barbie『バービー』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Napoleon『ナポレオン』
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- The Color Purple『カラーパープル』
- Priscilla
- Wonka『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
- Saltburn『Saltburn』
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Golda
- Society of the Snow『雪山の絆』
- Napoleon『ナポレオン』
- The Last Voyage of the Demeter『ドラキュラ デメテル号最期の航海』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Beau is Afraid『ボーはおそれている』
- Ferrari
音響賞
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- The Zone of Interest『関心領域』
- Maestro『マエストロ:その音楽と愛と』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Ferrari
- Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』
- The Killer『ザ・キラー』
- Napoleon『ナポレオン』
- Barbie『バービー』
- The Creator『ザ・クリエイター 創世者』
視覚効果賞
- The Creator『ザ・クリエイター 創世者』
- Guardians of the Galaxy Vol. 3『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
- Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』
- Godzilla Minus One『ゴジラ-1.0』
- Society of the Snow『雪山の絆』
- Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- Rebel Moon: Part One - A Child of Fire『REBEL MOON: パート1 炎の子』
- Napoleon『ナポレオン』
作曲賞
- Oppenheimer『オッペンハイマー』
- Killers of the Flower Moon『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
- Poor Things『哀れなるものたち』
- Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- The Zone of Interest『関心領域』
- Indiana Jones and the Dial of Destiny『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』
- The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか』
- Elemental『マイ・エレメント』
- Barbie『バービー』
- Saltburn『Saltburn』
歌曲賞
- "I'm Just Ken"『バービー』
- "What Was I Made For?"『バービー』
- "The Fire Inside"『フレーミングホット! チートス物語』
- "Road to Freedom"『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
- "It Never Went Away"『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
- "Keep It Movin"『カラーパープル』
- "Dance The Night"『バービー』
- "Quiet Eyes"『パスト・ライブス 再会』
- "Am I Dreaming"『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- ”High Life”『フローラとマックス』
長編アニメーション賞
- Spider-Man: Across the Spider-Verse『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
- The Boy and the Heron『君たちはどう生きるか』
- Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』
- Nimona『ニモーナ』
- Elemental『マイ・エレメント』
- Wish『ウィッシュ』
- Chicken Run: Dawn of the Nugget『チキンラン ナゲット大作戦』
- Suzume『すずめの戸締り』
- Robot Dreams『ロボット・ドリームズ』
- The Peasants
- The Zone of Interest『関心領域』(イギリス)
- Society of the Snow『雪山の絆』(スペイン)
- Fallen Leaves『枯れ葉』(フィンランド)
- The Taste of Things『ポトフ 美食家と料理人』(フランス)
- Perfect Days『PERFECT DAYS』(日本)
- Tótem(メキシコ)
- The Monk and the Gun(ブータン)
- 20 Days in Mariupol(ウクライナ)
- Four Daughters(チュニジア)
- The Teachers' Lounge(ドイツ)
- 20 Days in Mariupol
- Beyond Utopia『ビヨンド・ユートピア 脱北』
- American Symphony『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』
- Going to Mars: The Nikki Giovanni Project
- Bobi Wine: The People's President
- Still: A Michael J. Fox Movie『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』
- Four Daughters
- The Eternal Memory
- Stamped From the Beginning『はじめから烙印を押されて』
- Apolonia, Apolonia