早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part2
まだ前のアカデミー賞が終わったばっかりですが、早速次のオスカーで活躍しそうな期待の映画たちを紹介します。今回は第二弾です。
ここで紹介した作品の中で、まだ2021年公開が決まっていないものも含まれており、2022年やその先に延期になる作品も出てくる可能性があります。ご了承ください。
- 早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part2
- After Yang
- Being the Ricardos
- Benedetta
- Flag Day
- The Mitchells vs. the Machines『ミッチェル家とマシンの反乱』
- Next Goal Wins
- Nightmare Alley
- No Time to Die『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
- On the Count of Three
- Passing
- The Power of the Dog
- Prince of Cats
- Raya and the Last Dragon『ラーヤと龍の王国』
- Red Rocket
- Respect
- Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
- Soggy Bottom
- Spencer
- Spider-Man: No Way Home『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
- Stillwater
- Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
- Tick, Tick... Boom!
- Titane
- Top Gun: Maverick『トップガン マーヴェリック』
- The Tragedy of Macbeth
- West Side Story『ウエスト・サイド・ストーリー』
- まとめ
After Yang
『コロンバス』のコゴナダ監督による新作。ロボットと家族の物語だそう。
コリン・ファレルも出演するそうです。
製作・配給はA24。
Being the Ricardos
昨年『シカゴ7裁判』で賞レースを賑わせたアーロン・ソーキンの新作です。
有名なコメディアン兼俳優であるルシル・ボールとデジ・アーナズ夫妻が、そのキャリアと結婚生活に大きな影響を及ぼすこととなってしまった「アイ・ラブ・ルーシー」の制作の背景を描いた作品だそうです。
二コール・キッドマンとハビエル・バルデムが出演します。
Benedetta
『トータル・リコール』『氷の微笑』のポール・バーホーベン監督の新作です。
疫病の蔓延する時代、主人公がある修道院に入所し、彼女の能力でこの修道院に大きな影響をもたらしていく、という作品だそうです。
カンヌ国際映画祭でお披露目されるようです。
Flag Day
アカデミー賞の主演男優賞を二度受賞しているだけでなく、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』でも高評価を受けたショーン・ペンによる監督最新作です。
こちらもカンヌ国際映画祭でお披露目されるそう。
ショーン・ペンの娘さん、ディラン・ペンも出演しています。
詐欺師の娘が父の過去について悩む姿が描かれます。
The Mitchells vs. the Machines『ミッチェル家とマシンの反乱』
ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが送る、ある家族のドタバタロードトリップの物語です。Netflixで観ることができます。
この作品は日本でも既に配信が始まっており、非常に高い評価を獲得。長編アニメーション賞の有力作の一つです。
Next Goal Wins
『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督の最新作。
ドキュメンタリー『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』をもとにした作品のよう。マイケル・ファスベンダーとエリザベス・モスが出演します。
一体どんな作品になるのか。『ジョジョ・ラビット』好き派は期待大。
Nightmare Alley
オスカー監督、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作。
ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラら豪華スター集結。
『悪魔の往く町』のリメイクです。
No Time to Die『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
007の新作。 延期を繰り返していますが、うまくいけば今年中に公開できそうです。
実はサム・スミスとアデルが007で歌曲賞を受賞しています。ビリー・アイリッシュ、続くことができるか。
On the Count of Three
サンダンス映画祭で披露された期待作。
主人公2人を演じるのは、ジェロッド・カーマイケルとクリストファー・アボットです。
Passing
女優としても活躍するレベッカ・ホールの監督デビュー作です。
主演を務めるのはテッサ・トンプソンとルース・ネッガ。
黒人の血を持つ2人の女性。1人は見た目が白人であるがために白人として生き、もう1人は黒人と結婚。それぞれの人生を歩んでいくが...。
The Power of the Dog
『ピアノ・レッスン』などでオスカーを沸かせたこともあるジェーン・カンピオン監督の久々の長編映画作品。
モンタナ州のある兄弟を描いた物語だそうです。
出演は、ベネディクト・カンバーバッチ、キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンスなど。
Prince of Cats
今年公開かは不明ですが、一応。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』『ブラック・クランズマン』のスパイク・リー監督の最新作です。出演は『ユダ&ブラック・メシア』で初候補にあがったラキース・スタンフィールド。
Raya and the Last Dragon『ラーヤと龍の王国』
ディズニーが送るかっこよくて美しい物語です。すでに公開されていて、高い評価を獲得しています。
アジアが舞台で、分断と共存のストーリーは今の時代に必要な一本。
今年は期待されているアニメーション作品も多く、混戦が予想されますが、勝ち残れるか注目です。
Red Rocket
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のショーン・ベイカー監督最新作。
賞レースをかき乱してくれることが期待されています。
個人的にもすごく楽しみ!
Respect
アレサ・フランクリンの伝記映画です。監督はリースル・トミーという方。
主演はオスカー女優であるジェニファー・ハドソン。予告でも力強い歌声を披露しています。
Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
マーベルの最新作、新たなヒーローの物語。
技術部門などでの健闘が期待されています。
主演はシム・リウ。オークワフィナも出演しています。
Soggy Bottom
毎回名作を生み出すポール・トーマス・アンダーソンの最新作です。
かつて子役だった青年俳優と、ブラッドリー・クーパー扮する監督兼プロデューサーの物語だそうです。
フィリップ・シーモア・ホフマンの息子さん、クーパー・ホフマンが主演を務めます。
Spencer
『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』のパブロ・ララインが監督を務める、ダイアナ元妃の物語。
主演はクリステン・スチュワート。写真だけでも非常にそっくりですよね。楽しみです。
Spider-Man: No Way Home『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『スパイダーマン』シリーズの最新作です。
もちろん主演はトム・ホランド。
Stillwater
『スポットライト 世紀のスクープ』が作品賞を受賞したことでも知られる、トム・マッカーシー監督の新作。
マット・デイモンとアビゲイル・ブレスリン出演のスリラー映画です。
主人公が、投獄されて無実を主張する疎遠の娘を連れて帰ろうとする過程を描いているようです。
Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
サンダンス映画祭で高評価を勝ち取ったドキュメンタリー映画です。
「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」という音楽フェスについてのドキュメンタリーだそうです。
Tick, Tick... Boom!
有名ミュージカル「レント」を生み出したジョナサン・ラーソンの半自伝的ミュージカルをもとにした作品で、リン・マニュエル・ミランダの初長編映画監督作品です。
ミュージカル映画ということで、非常に楽しみです。
Titane
『RAW 〜少女のめざめ〜』で話題を呼んだ、ジュリア・デュクルノー監督の作品です。
カンヌ国際映画祭でお披露目予定で、フランスとベルギーによるスリラー映画だそうです。
Top Gun: Maverick『トップガン マーヴェリック』
あの1986年の名作『トップガン』の続編です。
トム・クルーズはもちろんマイルズ・テラー、ジェニファー・コネリーらが出演。
技術賞などを盛り上げてくれそうです。
The Tragedy of Macbeth
「ノーカントリー」「ビッグ・リボウスキ」など、名作を連発するコーエン兄弟。そのお兄さんの方、ジョエル・コーエン監督による新作です。これは「ファーゴ」と同じパターン。
出演は三度目のオスカーを受賞したばかりのフランシス・マクドーマンドと二度のオスカーを受賞しているデンゼル・ワシントンです。
あの戯曲「マクベス」を基にしています。
West Side Story『ウエスト・サイド・ストーリー』
あの『ウエスト・サイド物語』のスティーブン・スピルバーグ版が今年アメリカで公開予定。
主演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート。
オリジナル版に出演したリタ・モレノも出るそう!!!延期を経てようやく公開です。
まとめ
さていかがだったでしょう。
今年は去年の延期作も多く、大作が多いですよね。アニメーションもディズニーやピクサーをはじめ混戦になりそうです。
ミュージカル映画が非常に多いのも特徴で、一体どの作品がアカデミー会員の気を引けるのか注目です。
もちろんインディーズ映画も負けていません。サンダンス映画祭ですでにBUZZを作っているものから、今後カンヌなどで披露される作品も多数待機しています。
まだまだ有力作はあるので、Part3で紹介したいと思います。
それではまた次回!