青い無人島の映画館

アカデミー賞を中心に映画を語っています。映画に興味のある方、アカデミー賞に興味のある方、ぜひ足を運んで頂けると幸いです。

第92回アカデミー賞 受賞予想第二弾(2/1)

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第二弾受賞予想

テストから無事帰還したあおです。

今回はアカデミー賞予想第二弾!!ということで、一部の部門のみについてお話ししていきます。 

作品賞

  • フォードvsフェラーリ
  • アイリッシュマン
  • ジョジョ・ラビット
  • ジョーカー
  • ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
  • マリッジ・ストーリー
  • 1917 命をかけた伝令
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
  • パラサイト 半地下の家族

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の勢いが衰えてきたことにより(まだ受賞可能性はあると思うけども)、

『1917 命をかけた伝令』vs『パラサイト 半地下の家族』

の構図がはっきりと見えてきたように思えます。

 

受賞作は迷いながらもやっぱり『1917 命をかけた伝令』

 

繰り返しになりますが、

  • 全米製作者組合賞(PGA)の受賞は非常に大きいこと
  • 公開時期からの盛り上がり方がほぼ完璧に近いこと
  • 今回は授賞式が早いこともあってバックラッシュの影響も受けにくそうなこと
  • 何と言ってもアカデミー賞好みな作品

ということで、『1917』を予想します。

(個人的には『パラサイト 半地下の家族』にとってほしいですけども...)

 

あと『ジョーカー』はさすがに厳しいかな。

アカデミー作品賞の投票方法からすると、賛否両論分かれている作品はノミネートされても受賞しない傾向が強い気がするので。

監督賞

これは作品賞よりも予想しやすいと思います。

ズバリ、サム・メンデス!!!

...と言いたいところですが、ポン・ジュノの可能性も大いに残っているのでサプライズがあるかも...!

 

ただサム・メンデス監督は全米監督協会賞をとっていて、過去のデータからするともうほぼ間違いないんじゃないかなと。

長編アニメーション賞

これが意外と難しい。

ここ数年で一番難しいかも。

 

普通に考えると『トイ・ストーリー4』で決まりだと思うのですが、ゴールデングローブは "Missing Link" 、アニー賞は『クロース』(インディペンデントは『失くした体』)がとったことをみると、案外接戦な気がします。

アナと雪の女王2』が落選したのも接戦の証拠でしょう。

 

ヒックとドラゴン』については3作すべてがアカデミー賞にノミネートされたことは大いに讃えられるべきですが、受賞は難しいかな?

"Missing Link" はゴールデングローブで受賞しているものの、アカデミー賞は厳しいはず。

 

となるとサプライズで『クロース』を予想します!

いやさすがに厳しいかな... 多分最終予想では変えます(笑)

 

ディズニーファンとしては『トイ・ストーリー4』にとってほしいんだけども、サプライズもみてみたい気分。

脚本賞

  • ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密
  • マリッジ・ストーリー
  • 1917 命をかけた伝令
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
  • パラサイト 半地下の家族

予想は

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

タランティーノは脚本で愛されがち。

個人的には『マリッジ・ストーリー』にとってほしい。 

脚色賞

 予想は

『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

グレタ・ガーウィグが監督賞から候補もれしたことに怒った人はここに投票しそう。

 

というだけではなくて、レディ・バード』の脚本が最高だったので恐らく今回も最高なんだろなと思い、ぜひとってほしいなと。(まだみてないけど...汗)

 

まとめ

いかがでしたか?

直前には全部門の予想を載せたいと思いますので、お楽しみに! 

それでは今日も訪問いただきありがとうございました〜

観たい映画・オススメ映画

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今後観たい映画・オススメ映画

※こちらは1月後半時点での情報がほとんどです。今は公開延期など変更が多くありますのでご了承ください。

邦画も観たいのがありますが、賞レースシーズンということで賞レースを賑わせた海外の作品をピックアップしてみました。

観たものも含まれていますが、みなさんの映画選びの参考にと思いあえて混ぜてあります。今後も情報が出次第追加していきたいと思います。

公開中

ジョジョ・ラビット

www.foxmovies-jp.com

フォードvsフェラーリ

www.foxmovies-jp.com

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり

gaga.ne.jp

リチャード・ジュエル

wwws.warnerbros.co.jp

マザーレス・ブルックリン

wwws.warnerbros.co.jp

パラサイト 半地下の家族

www.parasite-mv.jp

配信中

マリッジ・ストーリー

www.netflix.com

アイリッシュマン

www.netflix.com

ルディ・レイ・ムーア

www.netflix.com

2人のローマ教皇

www.netflix.com

失くした体

www.netflix.com

クロース

www.netflix.com

公開予定

1/31

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

longride.jp

アンカット・ダイヤモンド(Netflix

www.netflix.com

2/7

ハスラー

hustlers-movie.jp

ザ・ピーナッツバター・ファルコン

tpbf-movie.jp

2/14

1917 命をかけた伝令

1917-movie.jp

2/21

スキャンダル

gaga.ne.jp

ミッドサマー

www.phantom-film.com

2/28

黒い司法 0%からの奇跡

wwws.warnerbros.co.jp

3/6

ジュディ 虹の彼方に

gaga.ne.jp

3/27

ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語

https://www.storyofmylife.jp

4/10

WAVES ウェイブス

phantom-film.com

フェアウェル

farewell-movie.com

その他(日本公開決定してるのも、まだなのも)

ハリエット

harriet-movie.jp

ペイン・アンド・グローリー

pain-and-glory.jp

ルース・エドガー

luce-edgar.com

A Beautiful Day in the Neighborhood

Dark Waters

The Lighthouse

Queen & Slim

Booksmart

Honey Boy

The Last Black Man in San Francisco

The Souvenir

Missing Link

Portrait of Lady on Fire

第92回アカデミー賞 ミニ考察

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こんにちは。

大学のテスト期間真っ只中で、目の下にくまを作りながら日々生活しているあおです。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。肺炎が非常に話題になっているようで、ちょっと怖いですよね...(特にこういうのに対して知識がない僕は、テレビなどの情報を鵜呑みにしやすいです。)

 

テスト期間ということで、ブログなんて書いてる余裕はないのですが、アカデミー賞の作品賞についてここ数日に思ったことを簡単に記しておきたいと思います。

三つ巴の作品賞

1917 命をかけた伝令

前回の予想では『1917』の作品賞受賞を予想しましたが、その予想は変わっていません。

今度発表される全米監督組合賞でサプライズがあるかもしれませんが...

 

『1917』はアカデミー賞では編集賞を落としており、編集賞を落とした作品が作品賞をとる確率が低いことを考えると確かに難しいかとは思います。

"ワンカット"だから編集はいらないって判断だったんでしょうか?

でもワンカット"のように"みせているのであって、編集こそ褒められるべきだったと思うんですが...

まぁ私個人の意見ですけども...

 

ここ数年で編集賞を落としたにもかかわらず、作品賞を取ったのは『バードマン』のみです。

よくよく考えると『バードマン』もワンカット映画でした。前哨戦の勝ち方を見ても、すごく『1917』に近いと思いませんか?

もちろん内容は異なりますが。

 

というわけで作風もアカデミー賞が好みそうだし、サム・メンデスの賞レース復活も祝いたいので、作品賞は『1917』だと思いますがいかがでしょうか。

パラサイト 半地下の家族

批評家賞を次々と獲得していて、韓国語映画ながら一気にトップコンテンダーの『パラサイト』

ちょっと『1917』に流れを持っていかれていたところで、SAGのアンサンブル賞の受賞。これは大きい。

SAGのアンサンブル賞とオスカーの作品賞ってあまり合致していないんですが、アカデミー会員の多くを占める俳優たちに好かれている映画というのは大きな強みだと思います。

 

そして何と言っても今年は『格差社会』がテーマでもありますし、多様化の少なさが叫ばれたのも逆に『パラサイト』にはプラスなんではないでしょうか。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』も強いです。

監督賞は、サム・メンデスポン・ジュノに注目を奪われつつありますが、タランティーノタランティーノ。出演者たちのスター性も大きな強みです。

 

ブロードキャストでは、『パラサイト』を抑えて作品賞を受賞したのですから、今後の展開次第ではまだまだ逆転の可能性大です。

 

まとめ

極力予想の時は個人的な願望は混ぜないようにしているのですが、いかがでしょう。

9本のうちまだ見てない作品もあるのですが、個人的には『パラサイト 半地下の家族』か『マリッジ・ストーリー』に取ってほしいです。

テストが終わったら速攻で観てない残りの作品を観たいと思います。

 

それにしても今年はアカデミー賞が例年より早いのに、ほとんどの作品が観れるって最高じゃないですか?

もちろんNetflixの影響が大きのでしょうけど、何がともあれとてつもなく嬉しい事です!感謝!!!

第92回アカデミー賞 受賞予想第一弾(1/19)

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第一弾受賞予想

みなさんこんにちは。センター試験も終わり、受験生の皆さんは若干一息つけた頃でしょうか。

この時期になると、数年前に受けたセンター試験を思い出します。

そんな私もあと一年強で大学卒業。学生料金で映画観れなくなるのやだな...

 

では本題。

全米製作者組合賞(PGA)や全米俳優組合賞(SAG)が発表され、とりあえず現時点での作品賞・演技賞の受賞者を予想したいと思います。

 

作品賞

  • フォードvsフェラーリ
  • アイリッシュマン
  • ジョジョ・ラビット
  • ジョーカー
  • ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
  • マリッジ・ストーリー
  • 1917 命をかけた伝令
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
  • パラサイト 半地下の家族

本命未だに見えないです。

最近のアカデミー賞はこの傾向が強めですね。一昔前は予想しやすかったのですが...

ただサプライズを気にしていても予想にならないので、今までの傾向からみていきましょう。

 

監督賞と作品賞の合致率は高い

最近この傾向が一番崩れていますが、今年はなんとなく監督賞にノミネートされた作品から選ばれる気がします。

となると、

アイリッシュマン』『ジョーカー』『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』

の5本から選ばれそうです。

 

脚本賞・脚色賞ノミネートはそれなりに大事

データというよりは、やっぱり映画は脚本が重要というような意見ですかね(笑)

今年は『フォードvsフェラーリ』以外はノミネートされています。

 

編集賞にノミネートされないと厳しい

意外と知られていないかもですが、編集賞にノミネートされている作品から作品賞が出ることが非常に多いです。

編集賞にノミネートされず作品賞とった例外作品は、ここ数十年で

第87回の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

のみです。

 

ということで、

『フォードvsフェラーリ』『アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ジョーカー』『パラサイト 半地下の家族』

が一歩リードでしょうか。

ただなんとなく今年は例外が起きてもおかしくない気がする...

 

全米製作者組合賞(PGA)

アカデミー会員の一要素をしめる製作者たちによる賞です。

アカデミー作品賞との合致度はそこそこ高く、去年も『グリーンブック』で一致していました。

 

今年の受賞作は...

『1917 命をかけた伝令』!!! 

 

全米俳優組合賞(SAG)のアンサンブル賞

アカデミー会員の大多数を占める俳優らによる賞です。

基本は演技賞なのですが、他にもアンサンブル賞というものがあり、SAGの作品賞としてみられています。

受賞作品の合致度は低めですが、ノミネート作品は有力ではあるでしょう。

 

『スキャンダル』アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』

がノミネートされ、受賞は...

『パラサイト 半地下の家族』!!!

 

Critics' Choice Movie Awardsなど、批評家の賞

前哨戦批評家の賞を制覇していたのは『パラサイト 半地下の家族』

しかし、批評家最大の賞 Critics' Choiceを制したのは、

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』!!!

 

ちなみに監督賞は『パラサイト』、『1917』が分け合いました。

 

ゴールデングローブ賞

基本的に投票する人が違うのであまりアカデミー賞と関係ないゴールデングローブ賞ですが、与える影響力はそこそこ大きいと思います。

外国語映画賞『パラサイト 半地下の家族』

コメディ部門はワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

ドラマ部門は最有力だった『アイリッシュマン』を抑えて、『1917 命をかけた伝令』が受賞しました。

 

Netflix、外国語映画などその他の要因

去年の『ROMA/ローマ』を考えると、Netflixへの拒絶反応は意外と強いかもしれません。

ただ、今年はかなりNetflixが強いので逆にアピールポイントになるかも。『アイリッシュマン』は前哨戦あまりふるってないですが...

 

あと『パラサイト』はいくら高評価でも、韓国語映画。ハリウッドのお祭りであるアカデミー賞で頂点を飾るにはちょっと違和感。それとも歴史を作り出すのか?

 

『ジョーカー』について。もちろん単なるアメコミ映画ではないんですけど、なんとなく『ジョーカー』が作品賞をとる風景が浮かばない...

最多ノミネートは強いけど、前哨戦みる限りだと難しんじゃないかな...

もちろん直前にならないとわからないけれども。

 

結論
  • 賞レース始まったばかりの本命はアイリッシュマン』
  • 前哨戦前半を快走していたのは『パラサイト 半地下の家族』
  • ゴールデングローブはコメディ部門が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
  • ドラマ部門が『1917 命をかけた伝令』
  • ブロードキャスト(Critics' Choice)は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
  • PGA『1917 命をかけた伝令』
  • SAGのキャスト賞は『パラサイト 半地下の家族』
  • アカデミー賞最多ノミネートは『ジョーカー』 

 本当に難しい...(それが楽しい)

とりあえず『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』の三つ巴かなと思います。

サプライズは『ジョーカー』『アイリッシュマン』。決してなくはない。

ジョジョ・ラビット』『マリッジ・ストーリー』もあるかも...(優柔不断)

 

というわけで、第一弾の予想は、PGAを信じて

『1917 命をかけた伝令』

とさせていただきます。

もちろん編集賞を落としているのは痛いですが。

 

英国アカデミー賞、監督組合賞あたりを見てまた予想したいと思います。

 

演技賞

演技賞については最重要賞SAGが発表されたため、固まってきたように思います。

主演男優賞

予想は、

ホアキン・フェニックス(ジョーカー)

です。

アダム・ドライヴァーも可能性大ですが。ホアキンが一歩リードといったところでしょうか。

主演女優賞

予想はズバリ、

レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)

です。

獲れば2回目。劇的カムバック!

助演男優賞

こちらもズバリ、

ブラッド・ピット(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)

です。

演技賞での初オスカーなるか?期待です。

助演女優賞

 予想は、

ローラ・ダーン(マリッジ・ストーリー)

です。

もしかしてもしかすると、フローレンス・ピューが来るかもしれませんが、ローラ・ダーンで決まりでしょう。

 

まとめ

いかがですか?

予想は変わるので、そのときは新しい予想も出したいと思いますが、演技賞はだんだん固まってきたように思います。

一方で作品賞は接戦。傑作の多かった2019年を象徴するように、アカデミー賞も激戦となっています。

皆さんの意見もぜひコメントいただけると幸いです。

ではまた次回お会いしましょう〜

第92回アカデミー賞 歌曲賞を聴いてみよう

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歌曲賞ノミネート一覧

 

 

歌曲賞候補作品を聴いてみた

私は音楽はやってましたが、音楽の評論家ではないので(映画の評論家でもないけど)あくまで音楽を楽しんで感じたことをメモしておきます。

知識もないので...(土下座)

"I Can't Let You Throw Yourself Away" トイ・ストーリー4

■感想

ワクワクする曲調♪(語彙力)

多分ウッディがフォーキーに対する想いを綴った曲だと思うんですが、自分の役割を見失っているとき、または逆に自分の役割を手放すのが怖いときにきくと安心すると思います。

 

"(I'm Gonna) Love Me Again" ロケットマン

■感想

自分を愛すって月並みな言葉かもですけど、やっぱりすごい大事なことなんだなぁと。それに気付けるだけでも幸せなこと。

そして自分を愛せる環境にいれることに私は感謝です。

 

"I'm Standing With You" Breakthrough

■感想

強い安心感。

どんなことがあってもそばにいてくれる人って本当に大事。結局人間は一人で生きていくことは難しんです。

家族、恋人、友人... 自分を大切にしてくれる存在がいるからこそ、私も皆を愛せるし、自分自身のことも愛せるようになると思うんです。(は?)

 

"Into the Unknown" アナと雪の女王2

■感想

未知の旅へ〜踏み出せと〜
日本版よくテレビで歌ってらっしゃいますよね。

実は個人的に結構好きな曲。Show Yourself とかも好きだけど。

AURORAの謎の声が美しい。

 

"Stand Up" ハリエット

■感想

素敵な曲!勇気もらえる。

こんなこと言ったら怒られるかもだけど、なんとなく"Glory"を思い出しません?

シンシア・エリヴォがとったらEGOTに!!

 

まとめ

いかがですか?

好きな曲は見つかりましたか?

また、「これがノミネートされてて欲しかった!」というような曲があれば教えてください。

応援する曲を決めておくと、アカデミー賞もより楽しめますよ!

 

(ちなみに、下馬評ではロケットマンの"(I'm Gonna) Love Me Again"が受賞する可能性が高いようです。)

第92回アカデミー賞 ノミネート俳優たち

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第92回アカデミー賞の演技賞にノミネートされた俳優たち

ノミネート俳優たちのこれまでのノミネート状況

ノミネート俳優さんたちの今までのノミネート状況です。

今年はベテランさんが多めな印象です。

特に助演男優賞は初ノミネートがいません。

主演男優賞

Antonio Banderas アントニオ・バンデラス

作品:ペイン・アンド・グローリー

初ノミネート

Leonardo DiCaprio レオナルド・ディカプリオ

作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

演技賞としては6回目のノミネート(プロデューサーとして1回ノミネート)

レヴェナント:蘇えりし者』で1回受賞

Adam Driver アダム・ドライヴァー

作品:マリッジ・ストーリー

2回目のノミネート

2年連続

Joaquin Phoenix ホアキン・フェニックス

作品:ジョーカー

4回目のノミネート

Jonathan Pryce ジョナサン・プライス

作品:2人のローマ教皇

初ノミネート

主演女優賞

Cynthia Erivo シンシア・エリヴォ

作品:ハリエット

初ノミネート

今回、歌曲賞でもノミネート

Scarlett Johansson スカーレット・ヨハンソン

作品:マリッジ・ストーリー

初ノミネート

今回、主演助演Wノミネート

Saoirse Ronan シアーシャ・ローナン

作品:ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

4回目のノミネート

Charlize Theron シャーリズ・セロン

作品:スキャンダル

3回目のノミネート

『モンスター』で1回受賞

Renée Zellweger レニー・ゼルウィガー

作品:ジュディ 虹の彼方に

4回目のノミネート

コールド マウンテン』で1回受賞

助演男優賞

Tom Hanks トム・ハンクス

作品:A Beautiful Day in the Neighborhood

6回目のノミネート

フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で2回受賞

Anthony Hopkins アンソニー・ホプキンス

作品:2人のローマ教皇

5回目のノミネート

羊たちの沈黙』で1回受賞

Al Pacino アル・パチーノ

作品:アイリッシュマン

9回目のノミネート

『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で1回受賞

Joe Pesci ジョー・ペシ

作品:アイリッシュマン

3回目のノミネート

グッドフェローズ』で1回受賞

Brad Pitt ブラッド・ピット

作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

演技賞としては4回目のノミネート(プロディーサーとして3回ノミネートうち1回受賞)

助演女優賞

Kathy Bates キャシー・ベイツ

作品:リチャード・ジュエル

4回目のノミネート

ミザリー』で1回受賞

Laura Dern ローラ・ダーン

作品:マリッジ・ストーリー

3回目のノミネート

Scarlett Johansson スカーレット・ヨハンソン

作品:ジョジョ・ラビット

初ノミネート

今回、主演助演Wノミネート

Florence Pugh フローレンス・ピュー

作品:ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

初ノミネート

Margot Robbie マーゴット・ロビー

作品:スキャンダル

2回目のノミネート

第92回アカデミー賞 作品賞ノミネート作品

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アカデミー作品賞にノミネートされた9本の作品

第92回アカデミー賞は2月9日、日本時間では2月10日に行われます。

そこで、それぞれの作品に詳しくなってもっとアカデミー賞を楽しもう!ということで、この記事を書きました。

ぜひこれをみて、劇場に足を運んでアカデミー賞に臨んでください!一気にアカデミー賞が楽しく感じられますよ。

それぞれの映画のプチ情報と感想

今回ノミネートされた9本の作品のちょっとした情報と、僕なりの簡単な感想を書きたいと思います。

まだ観ていない作品や日本で公開されていない作品も多いので、感想は今後追記していきます。

僕は批評家ではないので大した感想は書けませんが、自分の覚書程度の気持ちで書きましたのでよろしくお願いします。

Ford v. Ferarri『フォードvsフェラーリ』 

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監督:ジェームズ・マンゴールド

作品賞・編集賞・録音賞・音響効果賞4部門ノミネート

日本では2020年1月10日に公開。

■感想

興奮のレース!!!

...だけではなく、会社の決断をめぐるドロドロした部分も描いていて、思ったよりもディープだったなと。

もちろん家族愛、友情にも常に心を動かされました。

特に最後のあたりのシーンでは泣きそうになった...

もう、流石ですなと。

 

カーレースはあまりよく知らず、

こんな歴史的なことがあったのか!と思いました。

レースに詳しくない私でも、というか詳しくない人の方が常にどうなるのかハラハラドキドキですし、かなり深いところまでついているのでオススメです。

 

Thε Irishman『アイリッシュマン』

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監督:マーティン・スコセッシ

作品賞・監督賞・助演男優賞(×2)・脚色賞・撮影賞・編集賞美術賞・衣装デザイン賞・視覚効果賞9部門10ノミネート

Netflixで配信中。一部では劇場公開もされています。 

■感想

私は渋谷にて劇場で観させてもらいました。最高でした。

とにかく長いのは長いのですが、劇場で観たからかあまり気になりませんでした。やっぱりラストシーンでぐーっと引き込まれましたね...

哀愁漂うあの姿は、未だに頭から離れません。俳優陣の演技も注目。

 

マフィア映画とは言え、決して派手ではない映画なのでスマホやテレビ画面で集中力が持つのかどうかは若干疑問です。

もちろんNetflixには素晴らしい映画・ドラマも多いですし、何度も見直せるという最強の武器もありますが...

なんとなくアイリッシュマン』に関しては劇場が向いていると感じました。

 

Jojo Rabbit『ジョジョ・ラビット』

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監督:タイカ・ワイティティ

作品賞・助演女優賞・脚色賞・編集賞美術賞・衣装デザイン賞6部門ノミネート

日本では2020年1月17日に公開。

■感想

まさかこんなに泣けるとは...

涙で服がぐしょぐしょになりました。

コメディであり子供目線での第二次世界大戦下のドイツのお話なんですけど、だからこそ戦争の悲惨さがより伝わるというか、なんというか...

戦争の悲惨さを語り継ぐことの大切さをひしひしと感じました。

 

主人公の男の子を演じたローマン・グリフィン・デイヴィスくんが衝撃的に可愛いし、無理のない演技で本当に引き込まれました。

トーマサイン・マッケンジーも最高。

とにかく、キャスト全員最高。

こんなに号泣するとは思わなかった...

 

Joker『ジョーカー』

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監督:トッド・フィリップス

作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・撮影賞・編集賞・衣装デザイン賞・録音賞・音響効果賞・メイキャップ&ヘアスタイリング賞・作曲賞11部門ノミネート

  • バッドマンの天敵、ジョーカーの過去をオリジナリティーたっぷりに描いています。
  • 現代社会がジョーカー作り出したのだ、我々の住む世界はジョーカー生み出しうるのだというメッセージに体が硬直。今年のテーマは格差社会だ!
  • ホアキン・フェニックスの役作りに世界が騒然。公開されるとすぐに大きな話題に。彼の演じるジョーカーが今の社会を映し出す。
  • 今回最多ノミネートを達成
    賛否両論分かれましたが、興行成績を武器に熱狂的ファンを巻き込みます!!

日本では2019年10月4日にすでに公開。

■感想

終わった後は何も言えなかったです。

恐ろしいと思う自分の傍にホッとしている自分がいて、それにまたゾッとしました。

ただ応援している場面もあるけど、決して完全に共感しているわけじゃないんですよね...

ダークナイトからさらに一歩先にいった社会風刺映画です、これは。

ジョーカーという仮面を被った社会風刺映画です(二回目)

人にオススメできるかどうかというとちょっとわからないけど、すごい完成度。洗脳に似た気持ちになりました。

 

ホアキン・フェニックスの演技がとにかくすごくて、それだけでもこの映画は見る価値が非常に高い映画だと思います。

デッドプールの女の子も素敵だった...

 

Little Women『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 

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監督:グレタ・ガーウィグ

作品賞・主演女優賞・助演女優賞・脚色賞・衣装デザイン賞・作曲賞6部門ノミネート

  • あの『レディ・バード』で華々しい監督デビューを飾ったグレタ・ガーウィグの監督作品2作目。
  • 皆が知っているあの古典作品若草物語を題材に、新たな視点を交えつつ映画化。マーチ姉妹の生活が生き生きと描かれています。
  • 主人公は監督のお気に入り、シアーシャ・ローナン
    13歳で初ノミネートを飾ってからすでに4度もノミネート。
    メリル・ストリープも出ているよ。
  • 公開が遅かったため賞レースでは出遅れましたが、無事6部門ノミネート。

日本では2020年3月に公開。

■感想

今までもたくさん若草物語に触れる機会はあったのだけど、この映画にはいくつかの新たな解釈や、現代的な視点が加えられて見応えがありました。

まず、フローレンス・ピュー演じるエイミー。彼女は他の若草物語の中でも結構嫌われているキャラクターですが、今回はいかにして彼女がそうなったのか、そういう選択をしたのかなども描かれており、非常に新鮮でした。

またジョーの生き方を軸に置き、現代的な考え方を提示する一方でそれを押し付けない描き方も好印象でした。
基本的には4姉妹のすべての価値観を否定することなく、「価値観の多様性」を描いたことは非常にスマートな印象でした。

ラストですが、あれはおそらくいくつかの解釈ができると思います。僕はジョーが揺れ動きながらも意志を貫くのかなと思っているので、ラストシーンは「小説の中身」だと解釈しました。

 

Marriage Story『マリッジ・ストーリー』

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監督:ノア・バームバック

作品賞・主演男優賞・主演女優賞・助演女優賞脚本賞・作曲賞6部門ノミネート

Netflixで配信中。一部では劇場公開もされています。

■感想

脚本が素敵でした。

二人は愛し合っているからこそ美しく、残酷で、心乱される。そんな映画だと感じました。

本当にリアル。でも、、

正直僕が未熟すぎて全ては感じ取れなかった可能性も...!

まだ大学生なので離婚などという経験はゼロなわけで。ただ、共感できる部分があるのも事実。

互いに嫌いになって、愛なんてなくなったから離婚するんじゃない。

細かい感情を描いていて、本当にオススメ。

 

あと役者陣が最高すぎた。皆良い。最高。

 

1917『1917 命をかけた伝令』

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監督:サム・メンデス

作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・美術賞・視覚効果賞・録音賞・音響効果賞・メイキャップ&ヘアスタイリング賞・作曲賞10部門ノミネート

日本では2020年2月14日に公開。

■感想

これは完全に大きいスクリーンでの体験が最高。

確かにワンカットじゃなくても名作だとは思いますが、個人的には

この映画はワンカットであることが欠かせなかったと思いました。

つまりワンカットとの親和性が非常に高かったなと。

 

途中ハラハラするシーンも多く心臓がバクバクでしたが、最後は思わず

どのように撮影したのかの動画を拝見しましたが、めちゃくちゃ大変な撮影だったんだな...と感心。

本当に素敵な映画体験でした。

 

Once Upon a Time...in Hollywood『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 

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監督:クエンティン・タランティーノ

作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞脚本賞・撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞・録音賞・音響効果賞10部門ノミネート

  • あのクエンティン・タランティーノの9作目。10本撮ったら引退するらしい!チャンスはあと2回だよ!!
  • こんなに映画愛を感じる監督はあまりいないです。劇中も映画ファンが喜ぶ仕掛けが多々あり。
  • シャロンテート殺害事件を題材に、あの頃のハリウッドの様子を描き出しています。
    現実と虚構が入り乱れている映画。

日本では2019年8月30日にすでに公開。

■感想

僕はあまりタランティーノ監督の映画は好みではないのですが、

今回は一番見やすかった

そんな印象です。

とにかくあの頃のハリウッドの感じが僕は好きでそれだけでも楽しかったですし、監督の映画愛溢れるキャラクター、風景、ストーリーに心を持っていかれました。

最後の忌まわしい事件に対する復讐とも言える演出は、まさにタランティーノといった感じでガッツポーズをしたくなるような愛に溢れる映画でした。

 

あとマーゴット・ロビーが本当に美しい。

映画館で自分の映画を観るシーンなんて最高じゃないですか。

 

Parasite『パラサイト 半地下の家族』

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監督:ポン・ジュノ

作品賞・監督賞・脚本賞編集賞美術賞・国際長編映画6部門ノミネート

  • 韓国の巨匠、ポン・ジュノが放つ問題作。ポン・ジュノファンは日本にも多いのでは?
  • 観た人は口を揃えて「傑作だ!」と言っているそう。
    先の読めない展開、コメディとホラー、スリラー...全てのジャンルが素晴らしく入り混じっていて、観る人たちの体をスクリーンに惹きつけて離さない!
    ネタバレ厳禁。あのブラッド・ピットもこの映画のファンだとか
  • アカデミー賞とこれまで縁のなかった韓国映画が、いきなり主要部門に絡む大金星をあげたポン・ジュノ監督。やっぱり天才だわ...

日本では2020年1月10日に公開。

■感想

最高だった!

とにかく最初から最後までハラハラしていました。

最初のあたりはまるでミッションインポッシブルを観ているような感じで、コメディのようなスリラーのようなタッチ。

だけど気づいたらホラーになっていて、最後は格差社会の現実を突きつけられるシリアスさに映画観終わったあとも、

しばらく席を立てなかったです。

 

ただこういう格差社会!みたいな映画が苦手な人でもこの映画はおすすめです。

だって面白いんだもの。完成度高いんだもの。

演技も素晴らしいから必見。

 

まとめ

いかがですか?気になる映画はありましたでしょうか?

今年は本当に傑作だらけでどれがとっても文句なし!という意見が多いような気がしています。

 

僕のこの記事がアカデミー賞準備の参考になれば幸いです。

感想も随時追加していきますので、Twitterをチェックしていただけると嬉しいです

 

ということで、また次回お会いしましょう〜。バイバイ!