第一弾受賞予想
みなさんこんにちは。センター試験も終わり、受験生の皆さんは若干一息つけた頃でしょうか。
この時期になると、数年前に受けたセンター試験を思い出します。
そんな私もあと一年強で大学卒業。学生料金で映画観れなくなるのやだな...
では本題。
全米製作者組合賞(PGA)や全米俳優組合賞(SAG)が発表され、とりあえず現時点での作品賞・演技賞の受賞者を予想したいと思います。
作品賞
本命未だに見えないです。
最近のアカデミー賞はこの傾向が強めですね。一昔前は予想しやすかったのですが...
ただサプライズを気にしていても予想にならないので、今までの傾向からみていきましょう。
監督賞と作品賞の合致率は高い
最近この傾向が一番崩れていますが、今年はなんとなく監督賞にノミネートされた作品から選ばれる気がします。
となると、
『アイリッシュマン』『ジョーカー』『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』
の5本から選ばれそうです。
脚本賞・脚色賞ノミネートはそれなりに大事
データというよりは、やっぱり映画は脚本が重要というような意見ですかね(笑)
今年は『フォードvsフェラーリ』以外はノミネートされています。
編集賞にノミネートされないと厳しい
意外と知られていないかもですが、編集賞にノミネートされている作品から作品賞が出ることが非常に多いです。
編集賞にノミネートされず作品賞とった例外作品は、ここ数十年で
第87回の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
のみです。
ということで、
『フォードvsフェラーリ』『アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ジョーカー』『パラサイト 半地下の家族』
が一歩リードでしょうか。
ただなんとなく今年は例外が起きてもおかしくない気がする...
全米製作者組合賞(PGA)
アカデミー会員の一要素をしめる製作者たちによる賞です。
アカデミー作品賞との合致度はそこそこ高く、去年も『グリーンブック』で一致していました。
今年の受賞作は...
『1917 命をかけた伝令』!!!
全米俳優組合賞(SAG)のアンサンブル賞
アカデミー会員の大多数を占める俳優らによる賞です。
基本は演技賞なのですが、他にもアンサンブル賞というものがあり、SAGの作品賞としてみられています。
受賞作品の合致度は低めですが、ノミネート作品は有力ではあるでしょう。
『スキャンダル』『アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』
がノミネートされ、受賞は...
『パラサイト 半地下の家族』!!!
Critics' Choice Movie Awardsなど、批評家の賞
前哨戦批評家の賞を制覇していたのは『パラサイト 半地下の家族』
しかし、批評家最大の賞 Critics' Choiceを制したのは、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』!!!
ちなみに監督賞は『パラサイト』、『1917』が分け合いました。
ゴールデングローブ賞
基本的に投票する人が違うのであまりアカデミー賞と関係ないゴールデングローブ賞ですが、与える影響力はそこそこ大きいと思います。
外国語映画賞は『パラサイト 半地下の家族』
コメディ部門は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
ドラマ部門は最有力だった『アイリッシュマン』を抑えて、『1917 命をかけた伝令』が受賞しました。
Netflix、外国語映画などその他の要因
去年の『ROMA/ローマ』を考えると、Netflixへの拒絶反応は意外と強いかもしれません。
ただ、今年はかなりNetflixが強いので逆にアピールポイントになるかも。『アイリッシュマン』は前哨戦あまりふるってないですが...
あと『パラサイト』はいくら高評価でも、韓国語映画。ハリウッドのお祭りであるアカデミー賞で頂点を飾るにはちょっと違和感。それとも歴史を作り出すのか?
『ジョーカー』について。もちろん単なるアメコミ映画ではないんですけど、なんとなく『ジョーカー』が作品賞をとる風景が浮かばない...
最多ノミネートは強いけど、前哨戦みる限りだと難しんじゃないかな...
もちろん直前にならないとわからないけれども。
結論
- 賞レース始まったばかりの本命は『アイリッシュマン』
- 前哨戦前半を快走していたのは『パラサイト 半地下の家族』
- ゴールデングローブはコメディ部門が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- ドラマ部門が『1917 命をかけた伝令』
- ブロードキャスト(Critics' Choice)は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- PGAは『1917 命をかけた伝令』
- SAGのキャスト賞は『パラサイト 半地下の家族』
- アカデミー賞最多ノミネートは『ジョーカー』
本当に難しい...(それが楽しい)
とりあえず『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』の三つ巴かなと思います。
サプライズは『ジョーカー』『アイリッシュマン』。決してなくはない。
『ジョジョ・ラビット』『マリッジ・ストーリー』もあるかも...(優柔不断)
というわけで、第一弾の予想は、PGAを信じて
『1917 命をかけた伝令』
とさせていただきます。
もちろん編集賞を落としているのは痛いですが。
英国アカデミー賞、監督組合賞あたりを見てまた予想したいと思います。
演技賞
演技賞については最重要賞SAGが発表されたため、固まってきたように思います。
主演男優賞
- アントニオ・バンデラス(ペイン・アンド・グローリー)
- レオナルド・ディカプリオ(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)
- アダム・ドライヴァー(マリッジ・ストーリー)
- ホアキン・フェニックス(ジョーカー)
- ジョナサン・プライス(2人のローマ教皇)
予想は、
ホアキン・フェニックス(ジョーカー)
です。
アダム・ドライヴァーも可能性大ですが。ホアキンが一歩リードといったところでしょうか。
主演女優賞
- シンシア・エリヴォ(ハリエット)
- スカーレット・ヨハンソン(マリッジ・ストーリー)
- シアーシャ・ローナン(ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語)
- シャーリズ・セロン(スキャンダル)
- レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)
予想はズバリ、
レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)
です。
獲れば2回目。劇的カムバック!
助演男優賞
こちらもズバリ、
ブラッド・ピット(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)
です。
演技賞での初オスカーなるか?期待です。
助演女優賞
予想は、
ローラ・ダーン(マリッジ・ストーリー)
です。
もしかしてもしかすると、フローレンス・ピューが来るかもしれませんが、ローラ・ダーンで決まりでしょう。
まとめ
いかがですか?
予想は変わるので、そのときは新しい予想も出したいと思いますが、演技賞はだんだん固まってきたように思います。
一方で作品賞は接戦。傑作の多かった2019年を象徴するように、アカデミー賞も激戦となっています。
皆さんの意見もぜひコメントいただけると幸いです。
ではまた次回お会いしましょう〜