青い無人島の映画館

アカデミー賞を中心に映画を語っています。映画に興味のある方、アカデミー賞に興味のある方、ぜひ足を運んで頂けると幸いです。

第92回アカデミー賞 受賞予想第一弾(1/19)

f:id:Ta8747353824:20200604183236j:plain

第一弾受賞予想

みなさんこんにちは。センター試験も終わり、受験生の皆さんは若干一息つけた頃でしょうか。

この時期になると、数年前に受けたセンター試験を思い出します。

そんな私もあと一年強で大学卒業。学生料金で映画観れなくなるのやだな...

 

では本題。

全米製作者組合賞(PGA)や全米俳優組合賞(SAG)が発表され、とりあえず現時点での作品賞・演技賞の受賞者を予想したいと思います。

 

作品賞

  • フォードvsフェラーリ
  • アイリッシュマン
  • ジョジョ・ラビット
  • ジョーカー
  • ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
  • マリッジ・ストーリー
  • 1917 命をかけた伝令
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
  • パラサイト 半地下の家族

本命未だに見えないです。

最近のアカデミー賞はこの傾向が強めですね。一昔前は予想しやすかったのですが...

ただサプライズを気にしていても予想にならないので、今までの傾向からみていきましょう。

 

監督賞と作品賞の合致率は高い

最近この傾向が一番崩れていますが、今年はなんとなく監督賞にノミネートされた作品から選ばれる気がします。

となると、

アイリッシュマン』『ジョーカー』『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』

の5本から選ばれそうです。

 

脚本賞・脚色賞ノミネートはそれなりに大事

データというよりは、やっぱり映画は脚本が重要というような意見ですかね(笑)

今年は『フォードvsフェラーリ』以外はノミネートされています。

 

編集賞にノミネートされないと厳しい

意外と知られていないかもですが、編集賞にノミネートされている作品から作品賞が出ることが非常に多いです。

編集賞にノミネートされず作品賞とった例外作品は、ここ数十年で

第87回の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

のみです。

 

ということで、

『フォードvsフェラーリ』『アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ジョーカー』『パラサイト 半地下の家族』

が一歩リードでしょうか。

ただなんとなく今年は例外が起きてもおかしくない気がする...

 

全米製作者組合賞(PGA)

アカデミー会員の一要素をしめる製作者たちによる賞です。

アカデミー作品賞との合致度はそこそこ高く、去年も『グリーンブック』で一致していました。

 

今年の受賞作は...

『1917 命をかけた伝令』!!! 

 

全米俳優組合賞(SAG)のアンサンブル賞

アカデミー会員の大多数を占める俳優らによる賞です。

基本は演技賞なのですが、他にもアンサンブル賞というものがあり、SAGの作品賞としてみられています。

受賞作品の合致度は低めですが、ノミネート作品は有力ではあるでしょう。

 

『スキャンダル』アイリッシュマン』『ジョジョ・ラビット』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』

がノミネートされ、受賞は...

『パラサイト 半地下の家族』!!!

 

Critics' Choice Movie Awardsなど、批評家の賞

前哨戦批評家の賞を制覇していたのは『パラサイト 半地下の家族』

しかし、批評家最大の賞 Critics' Choiceを制したのは、

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』!!!

 

ちなみに監督賞は『パラサイト』、『1917』が分け合いました。

 

ゴールデングローブ賞

基本的に投票する人が違うのであまりアカデミー賞と関係ないゴールデングローブ賞ですが、与える影響力はそこそこ大きいと思います。

外国語映画賞『パラサイト 半地下の家族』

コメディ部門はワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

ドラマ部門は最有力だった『アイリッシュマン』を抑えて、『1917 命をかけた伝令』が受賞しました。

 

Netflix、外国語映画などその他の要因

去年の『ROMA/ローマ』を考えると、Netflixへの拒絶反応は意外と強いかもしれません。

ただ、今年はかなりNetflixが強いので逆にアピールポイントになるかも。『アイリッシュマン』は前哨戦あまりふるってないですが...

 

あと『パラサイト』はいくら高評価でも、韓国語映画。ハリウッドのお祭りであるアカデミー賞で頂点を飾るにはちょっと違和感。それとも歴史を作り出すのか?

 

『ジョーカー』について。もちろん単なるアメコミ映画ではないんですけど、なんとなく『ジョーカー』が作品賞をとる風景が浮かばない...

最多ノミネートは強いけど、前哨戦みる限りだと難しんじゃないかな...

もちろん直前にならないとわからないけれども。

 

結論
  • 賞レース始まったばかりの本命はアイリッシュマン』
  • 前哨戦前半を快走していたのは『パラサイト 半地下の家族』
  • ゴールデングローブはコメディ部門が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
  • ドラマ部門が『1917 命をかけた伝令』
  • ブロードキャスト(Critics' Choice)は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
  • PGA『1917 命をかけた伝令』
  • SAGのキャスト賞は『パラサイト 半地下の家族』
  • アカデミー賞最多ノミネートは『ジョーカー』 

 本当に難しい...(それが楽しい)

とりあえず『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』の三つ巴かなと思います。

サプライズは『ジョーカー』『アイリッシュマン』。決してなくはない。

ジョジョ・ラビット』『マリッジ・ストーリー』もあるかも...(優柔不断)

 

というわけで、第一弾の予想は、PGAを信じて

『1917 命をかけた伝令』

とさせていただきます。

もちろん編集賞を落としているのは痛いですが。

 

英国アカデミー賞、監督組合賞あたりを見てまた予想したいと思います。

 

演技賞

演技賞については最重要賞SAGが発表されたため、固まってきたように思います。

主演男優賞

予想は、

ホアキン・フェニックス(ジョーカー)

です。

アダム・ドライヴァーも可能性大ですが。ホアキンが一歩リードといったところでしょうか。

主演女優賞

予想はズバリ、

レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)

です。

獲れば2回目。劇的カムバック!

助演男優賞

こちらもズバリ、

ブラッド・ピット(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)

です。

演技賞での初オスカーなるか?期待です。

助演女優賞

 予想は、

ローラ・ダーン(マリッジ・ストーリー)

です。

もしかしてもしかすると、フローレンス・ピューが来るかもしれませんが、ローラ・ダーンで決まりでしょう。

 

まとめ

いかがですか?

予想は変わるので、そのときは新しい予想も出したいと思いますが、演技賞はだんだん固まってきたように思います。

一方で作品賞は接戦。傑作の多かった2019年を象徴するように、アカデミー賞も激戦となっています。

皆さんの意見もぜひコメントいただけると幸いです。

ではまた次回お会いしましょう〜