第93回アカデミー賞結果と感想
アカデミー賞結果一覧および、ちょっとした感想です。
現地の4/25に開催された第93回アカデミー賞。一体誰が受賞し、オスカー像を手にしたのでしょうか。私の最終予想と照らし合わせながらみていきましょう。(予想)が私の予想していた作品です。
第93回アカデミー賞結果
作品賞
監督賞
- トマス・ヴィンターベア『アナザーラウンド』
- デヴィッド・フィンチャー『Mank マンク』
- リー・アイザック・チョン『ミナリ』
- クロエ・ジャオ『ノマドランド』(予想)
- エメラルド・フェネル『プロミシング・ヤング・ウーマン』
主演女優賞
- ヴィオラ・デイヴィス『マ・レイニーのブラックボトム』
- アンドラ・デイ『The United States vs. Billie Holiday』
- ヴァネッサ・カービー『私というパズル』
- フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』
- キャリー・マリガン『プロミシング・ヤング・ウーマン』(予想)
主演男優賞
- リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
- チャドウィック・ボーズマン『マ・レイニーのブラックボトム』(予想)
- アンソニー・ホプキンス『ファーザー』
- ゲイリー・オールドマン『Mank マンク』
- スティーヴン・ユァン『ミナリ』
助演女優賞
- マリア・バカローバ『続・ボラット』
- グレン・クローズ『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』
- オリヴィア・コールマン『ファーザー』
- アマンダ・セイフライド『Mank マンク』
- ユン・ヨジョン『ミナリ』(予想)
助演男優賞
- サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』
- ダニエル・カルーヤ『ユダ&ブラック・メシア』(予想)
- レスリー・オドム・Jr『あの夜、マイアミで』
- ポール・レイシー『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
- ラキース・スタンフィールド『ユダ&ブラック・メシア』
脚本賞
脚色賞
撮影賞
編集賞
美術賞
- The Father『ファーザー』
- Ma Rainey's Black Bottom『マ・レイニーのブラックボトム』
- Mank『Mank マンク』(予想)
- News of the World『この茫漠たる荒野で』
- Tenet『TENET テネット』
衣装デザイン賞
- Emma.『EMMA エマ』
- Ma Rainey's Black Bottom『マ・レイニーのブラックボトム』(予想)
- Mank『Mank マンク』
- Mulan『ムーラン』
- Pinocchio
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
音響賞
- Greyhound『グレイハウンド』
- Mank『Mank マンク』
- News of the World『この茫漠たる荒野で』
- Soul『ソウルフル・ワールド』
- Sound of Metal『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』(予想)
視覚効果賞
- Love and Monsters『ラブ&モンスターズ』
- The Midnight Sky『ミッドナイト・スカイ』
- Mulan『ムーラン』
- The One and Only Ivan『ゴリラのアイヴァン』
- Tenet『TENET テネット』(予想)
作曲賞
- Da 5 Bloods『ザ・ファイブ・ブラッズ』
- Mank『Mank マンク』
- Minari『ミナリ』
- News of the World『この茫漠たる荒野で』
- Soul『ソウルフル・ワールド』(予想)
歌曲賞
- “Fight for You”『ユダ&ブラック・メシア』
- “Hear My Voice”『シカゴ7裁判』
- "Husavik (My Hometown)"『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』
- "Io Sì (Seen)"『これからの人生』
- "Speak Now"『あの夜、マイアミで』(予想)
長編アニメーション映画賞
- Onward『2分の1の魔法』
- Over the Moon『フェイフェイと月の冒険』
- A Shaun the Sheep Movie: Farmageddon『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
- Soul『ソウルフル・ワールド』(予想)
- Wolfwalkers『ウルフウォーカー』
長編ドキュメンタリー映画賞
- Collective
- Crip Camp『ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け』
- The Mole Agent『83歳のやさしいスパイ』
- My Octopus Teacher『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』(予想)
- Time『タイム』
国際長編映画賞
- Another Round『アナザーラウンド』(デンマーク)(予想)
- Better Days『少年の君』(香港)
- Collective(ルーマニア)
- The Man Who Sold His Skin『皮膚を売った男』(チュニジア)
- Quo Vadis, Aida?『アイダよ、何処へ?』(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
短編映画賞
- Feeling Through
- The Letter Room
- The Present『プレゼント』
- Two Distant Strangers『隔たる世界の2人』(予想)
- White Eye『白い自転車』
短編アニメーション賞
- Burrow『夢追いウサギ』
- Genius Loci
- If Anything Happens I Love You『愛してるって言っておくね』(予想)
- Opera
- Yes-People『Yes-People』
短編ドキュメンタリー賞
- Colette
- A Concerto is a Conversation
- Do Not Split
- Hunger Ward
- A Love Song for Latasha『ラターシャに捧ぐ 記憶で綴る15年の生涯』(予想)
第93回アカデミー賞〜予想と結果を踏まえて〜
予想は23部門中16部門当たっていました。うーん。あまり良いとは言えないですね(涙)。まぁでもアカデミー賞は予想を当てることが重要なのではなく、どうしてそうなったか考えるのが楽しいんですけどね(負け惜しみ)。予想通りだった部門も、意外だった部門も、一喜一憂しながら楽しめました。
やっぱり何と言っても『ファーザー』の賞レース後半での勢いが凄まじかったですね。主演男優賞と脚色賞を受賞して、ますます公開が楽しみです。
あとは撮影賞と歌曲賞もサプライズといっても良いでしょう。特に歌曲賞は全くマークしていないところからの受賞だったので衝撃でした。『ユダ&ブラック・メシア』も超絶楽しみです。
個人的に大好きな『ノマドランド』が受賞したり、同じく大好きな『ミナリ』からユン・ヨジョンが歴史を作ったり、ダニエル・カルーヤが勢いあまってすごいスピーチをしていたり、『アナザーラウンド』が楽しみになったり、、、。なんだかんだ年に一度の祭典は楽しいですね!
第93回アカデミー賞授賞式の感想
さて、授賞式の感想について少し。
今年はコロナ禍という特殊な状況下でのアカデミー賞だったわけですが、そういう意味では新しいことづくしで興味深い授賞式でした。
ただやっぱりオスカーの前に歌曲賞パフォーマンスをやってしまっているため、授賞式内ではパフォーマンスがなかったことや、映画の映像クリップがほとんど流れなかったこと、作品賞を前に持ってきて主演女優賞・主演男優賞で締めたため式全体がひき締まらなかったなど不満は多々。「映画のような授賞式」というのもあまり伝わってこなかったかも...。
しかしこれは感染拡大の状況下では仕方ないこと。今回もしっかり授賞式を開いてくださっただけでも感謝です。次はまた大きな会場でできますように...。
まとめ
というわけで以上が第93回アカデミー賞の結果と感想でした。
もういよいよ第94回アカデミー賞へと動き出しています。ぜひお楽しみに。
それではまた次回!